Mock Turtle Soup

疑似亀スープ




クロッケーゲームをおやめになった女王様は仰いました。

「そちは疑似亀を存じておろうな?」

アリスはいいえと答えました。

「疑似亀って何だか存じません」

「疑似亀スープのもとじゃ」

女王様はそう仰せになります。





Mock Turtle Soup


よういするもの

仔牛の頭1/2頭分(挿し絵の疑似亀の頭、後ろ足、尾に注目しよう)

ハム110g、スープストック2300cc、粒こしょう6粒、クローブ3個

*好みのハーブ少々、レモンの皮少々、小麦粉70g、シェリー酒約200cc

**マッシュルーム・ケチャップ大さじ2、塩、こしょう少々

*タイム、セージ、パセリ、月桂樹の葉など好みのものを入れよう。

**マッシュルームから作るペースト状のソース。手に入れられなければ入れなくても良い。


つくりかた(本より抜粋)


1 仔牛の頭をスープストックで煮る。ハム、粒こしょう、クローブ、好みのハーブ、レモンの皮の細切りを入れよう。


2 肉が柔らかくなったら、ハムを取り出し、さいの目切りにする。


3 頭を取り出して、骨と肉を分ける。


4 この料理では、分けた肉の半量だけをさいの目きりにして使う。残りの半量は、また別の料理で使おう。切った肉とハムを合わせておく。


5 肉を取った後の骨はなべに戻し、中火で1時間程煮てスープを取る。


6 その後、スープを濾そう。


7 スープ少々でといた小麦粉を、スープに加えどろっとさせる。


8 シェリー酒とマッシュルーム・ケチャップを加える。


9 塩、こしょうで好みの味付けをする。


10 さて、先刻切っておいた肉とハムを9のなべに入れる。


11 昔ながらの効果を出すんだったら、ふた付きのスープ皿に、固ゆで卵の薄切りを2切れずつ入れてから、スープをその上に注ぎ入れよう。


12 こうすると、何にも替えがたい麗しのスープが、もっとうるわしーくなるだろう。




出ました、仔牛の頭を使う料理。

なのに、結局姿形はまるで利用しないんですね。結局使うのは肉だけじゃんか。

まぁスープを取るという意味での頭蓋骨なんでしょうけど・・・。

ちなみに「よういするもの」にある仔牛の頭のカッコ書きは、原作アリスの指絵師、ジョン・テニエルの疑似亀がまるで牛の頭のようだったからこのように書いたのだと思ってます。

けど、あたし的にはブタのほうがテニエルの絵に似てるような気がしないでもないんですがね。

さて、もちろんいろんな意味で仔牛の頭を使うことは出来ませんが、とりあえず牛肉を・・・ということで、シチュー用の肉を用いました。

うぅ・・・先週の料理で当分牛は要らないと思ったばかりなのに、またしても牛。

とりあえずスープはまたいろんな洋風出しをまぜこぜにしたものを使いました。

そんで、絶対またくどくなると思ったので、玉葱も一緒に煮てみました。

そしてロースハムの塊が近所のスーパーに売ってなかったので、捜すのも面倒でベーコンで代用しました。

・・・もはやこの料理、レシピとは別物に成り下がってます。

出来上がった品は・・・すげぇ色だな、おい。

何かの毒物のような見苦しい色です。濁ってるし。美味しく無さそう・・・。

まぁ味は、そこそこに美味しかったです。結局ただの牛肉スープですからね。

あーあ、もうちょっと材料を調達できるようなものを作りたい。モチベーションが下がり気味だなぁ。

Owl and Panther Pie

豹とフクロウのパイ




グリフォンに促されてアリスはしぶしぶ豹とフクロウがパイを分け合う歌を歌います。

その歌をイメージしたパイ・・・なのかしら?




Owl and Panther Pie


よういするもの

パイ生地(糖蜜井戸のタルトを参照)、3つに切った仔牛の骨付きすね肉1本

シチュー用の仔牛肉450g、*生ハム450g、レモンの絞り汁小さじ1

4つ割にした玉葱1個分、**ミックスハーブ大さじ1、月桂樹の葉2枚

こしょう少々、塩少々、かたゆで卵3個、リキュール少々、牛乳少々

*手に入らなければロースハムで代用しよう。

**スパイス売り場に売ってるから、捜してみよう。


つくりかた(本より抜粋)


1 たっぷりの水にレモンの絞り汁を加え、子牛の骨付き肉を入れて、柔らかくなるまでとろ火で煮て、スープをとる。


2 シチュー用の仔牛肉と生ハムを小さなさいの目に切り、ほうろうなべかキャセロールに入れる。


3 玉葱、ミックスハーブ、月桂樹の葉、こしょうを加える。


4 1のスープを肉がかぶるくらいに加え、肉が柔らかくなるまで煮る。


5 塩を好みで加える。


6 かたゆで卵を刻んで、5に加える。


7 卵と肉とハムを、パイ生地を敷いたパイ皿に詰める。月桂樹の葉と玉葱は取り除いておく。


8 更にリキュールを注ぐ。


9 もし、詰め物が足りなくて、パイ皿の縁までいっぱいにならないときは、パイの中央に陶器で出来たパイの空気抜きか、エッグカップを逆さまにしておくと良い。


10 さあ、パイ生地でふたをかぶせよう。記事の厚さは1/4インチ(6mm)だ。


11 ふたをするパイ生地は、パイの皿の縁から1/2インチ(12mm)ほどあまらせて切り取る。


12 縁から出た分を折りたたんで、縁に押さえつけて縁飾りにする。


13 次に、フォークを水で湿らせて、縁の生地に推し当て、刻み模様をつけよう。


14 蒸気が逃げられるように、パイのてっぺんに切れ目を入れておく。


15 刷毛でパイ生地の上に牛乳を塗るんだ。


16 オーブンを250℃(高温)に熱しておき、15を入れて、20~30分、パイがこんがりときつね色になるまで焼く。


17 パイは熱くても、冷たくなってからでも美味しいんだ。でも分けるときは、みんなに均等に分けよう。




失敗しました。

何が失敗って、パイ生地足りねぇ・・・!

なんとなく生地の量は、糖蜜井戸のタルトの時と同じくらいの気分で構えてたんですけど(だって書いてないし・・・)、パイ皿にきっちりふた出来なかった。

なので11から13までの工程はあたしはできませんでした。

おかげでなんとも不格好なパイに成り下がりましたよー。とほ。まずそう。(それでも悔しいからアップするこの貧乏人根性)

このごろ材料を用意するのが難儀になってきてます。

ホントはこれの前に作るはずだった伊勢エビ料理はエビが用意できないので、とりあえずレシピを飛ばしました。

そして今回は骨付きの仔牛すね肉・・・売ってないです、あたしの利用する何店かのスーパーでは。

なのでとりあえず適当に、ビーフコンソメを溶かしてスープを作りました。

ちなみに生ハムはペラいものしか用意できませんでした。ブロック生ハムの塊も近所じゃ売ってませんもの。ってか、売ってたとしても絶対イイお値段だわ。

とにかく今回の工程は結構グダグダなので、味もちょっとビミョーです。材料もちょっとした肉祭なので飽きる。

1/4個食したら、牛肉は当分食べたくなくなりました。1/8個くらいでちょうどいいのかも。

さて、次のレシピはなんと仔牛の頭を使用するんですってよー!用意は無理。

ってことで、またテキトーに作りますかねぇ・・・。


Uncrumbled Whiting

パン粉まみれでないたら料理



ウミガメモドキとグリフォンはアリスのまわりでなにやら踊り始めました。

ウミガメモドキは哀愁を帯びたタラの歌を歌っています。

ようやく終わるとアリスは内心ホッとして、タラについての歌を褒めました。

するとウミガメモドキはタラが一体どんな輩なのかと尋ねました。

アリスは深く考えてから答えます。

「口の中に尾っぽをくわえ込んでいて・・・そう、全身がパン粉まみれでしょ?」

「パン粉は、お間違いのようだ」

ウミガメモドキはそう言って、グリフォンにタラの説明をさせるのでした。



Uncrumbled Whiting

よういするもの

たら4切れ、わけぎのみじん切り60g、白ワイン大さじ4、バター60g

レモン1/2個、パセリのみじん切り大さじ1


つくりかた(本より抜粋)


1 たらは真だらの切り身のものを求める。


2 耐熱皿の内側にバターをたっぷり塗り、わけぎをふり入れよう。


3 たらをわけぎの上にのせ、酒をふり、バターをちぎってのせる。


4 190℃(中温)に熱したオーブンに入れ、15~20分焼こう。焼いている間に、一定の時間をおいて焼き汁をかけてやるといっそう美味しくなる。


5 汁気がほとんどなくなったら、食卓へ運ぼう。レモンをじゅっとかけ、パセリをばらばらと散らそう。


6 パン粉を使おうと使うまいと、食べておもしろい魚なのだ。




なんか画像の料理、汚い。

皿側面のバターが焦げたためかちょっと見苦しいです。

ちなみに今回は彩りのためにニンジンとアスパラを添えてあります。ニンジンはあまり好きじゃないけど・・・。

きのことかブロッコリーとかも合いそうです。

味はそのまんま、タラのバター焼きって感じですね。わけぎを敷くところがちょっといいかも。

あとは最後のレモン汁。酸味がアクセントになって、バターの脂っこさが和らぎます。

ところで初歩的なことなんですが、あたしは「わけぎ」と「万能ねぎ」と「浅葱」の違いがまるでわかりません。

今回使ったのは「万能ねぎ」。これしか売ってなかったから。

ってか、味は同じじゃねぇかと思うんですけど。

さて次は伊勢海老を使う料理なんですが・・・一体どこで手に入れたらいいんだろう。

さらに手に入れたとしてきっと扱えないような気がする。

困ったなぁ。


Hot-Tempered Mustard

かんしゃく持ちマスタード



「からしは鉱物ではなかったかしら」

アリスはふと思い出しました。

アリスの言うことに公爵夫人は賛同します。

そして

「この近隣には、大きなからし鉱があるのじゃ。しかるに・・・」

と教訓を述べます。

しかし公爵夫人の教訓を聴いていなかったアリスはまた突然叫びました。

「からしって植物よ!そうは見えないけど、そうよ、植物よ」

「まったくもって、そなたに賛同するぞえ」

公爵夫人はアリスの言うことにはみな賛同してしまうのでした。

そしてまた教訓を述べ始めます。




Hot-Tempered Mustard


よういするもの

粉からし大さじ3、塩ひとつまみ、粉砂糖大さじ3、とき卵1個

モルトビネガー280cc、オリーブ油大さじ1

*大麦の麦芽液(モルト)から作られる酢のこと。無ければ米酢で代用しよう。


つくりかた(本より抜粋)


1 ボールに粉からし、塩、砂糖をふるい入れ、よく混ぜる。


2 卵を加えて、なめらかになるまでかき混ぜる。


3 モルトビネガーを加えて、なめらかになるまでかき混ぜる。


4 3をなべに移し、中火で5分ほど火にかけよう。かき回すのをやめないように。


5 火からおろし、少し冷ましてからオリーブ油を加える。油を入れたら、また、よくかき混ぜよう。


6 君のお得意料理に添えて出せば、一段とぴりっとさえること間違いなし。


初の調味料作りです。

マスタードなんて初めて作りました。

出来上がっていく過程が面白いです。

なんか先日の飴作りを思い出しました。

はじめは水分が多いんですが火にかけてるうちにとろとろになっていくんですよー。

マスタードに砂糖大さじ3は多いよっ!と思い、大さじ1に減らして作ってみたのですけれど、もしかするとレシピ通りでもいいかも知れません。

ビネガーの強力な風味がちょっと和らぐかもしれない。

ちなみにあたしはマスタードを使うものといえばソーセージくらいしか思いつきませんでした。

他にどんな用途があろうか・・・。

マヨネーズと混ぜてからしマヨネーズにしたらもうちょっと使い道があるやもしれませんね。

ところで洋酢にもいろいろ種類がありますが、正直あたしには洋酢の違いが解りません。

といっても、バルサミコ酢と今のモルトビネガーしか使ったことありませんが、どっちも同じ匂いがする。

料理音痴ってダメね。


Sweet-Tempered Barley Sugar

お人好しあめん棒



こしょうでいっぱいの屋敷でお目にかかったときはつっけんどんだった公爵夫人でしたが、今はとっても上機嫌。

その理由をアリスはこしょうのせいだと推理します。

「意地悪なのはお酢のせい、無精なのはカミツレ草のせい、それから、ええっと・・・子供が気だてもやさしく育つには、大麦糖なんかがよく効くの。そうよ、このこと、ぜひ大人は知ってほしいわ。そしたら、みんながお菓子をけちけちしなくなるのにねぇ」

アリスは大喜びで言いました。

この飴を食べると、とたんに優しい気持ちになっちゃうかもしれません。





Sweet-Tempered Barley Sugar


よういするもの

砂糖900g、水570g、レモンの絞り汁小さじ1、レモンエッセンス5滴

粉末サフラン少々、サラダ油少々


つくりかた(本より抜粋)


1 砂糖と水を合わせてなべに入れ、火にかける。


2 砂糖が溶けて、シロップ状になってくるまで煮つめる。


3 シロップを料理用温度計で測り、155℃になったら、レモンの絞り汁とエッセンスを加える。


4 きれいな黄金色になるまで、シロップを煮つめよう。


5 粉末サフランを加え、かき混ぜたら、内側に油を塗った金物のバットに、ぐずぐずしないで流し込もう。


6 冷めたら、細長く切ろう。柔らかいから、かるくねじれば、昔懐かしいねじりん棒でゴザーイ。


7 湿気が入り込まない、密封した缶にでも入れておいて、腹が立ちそうになったら、お口へぽんと入れよう。




ええと・・・失敗が一目瞭然ですね。あめん「棒」じゃないですよー・・・。

冷めたら細長く切る予定だったのですけど、冷まして切るタイミングを誤り、気付いたらバットの中の飴はガッチガチでした。

柔らかさの欠片もない、黄金色の硝子板を思い浮かべていただければいいと思います。

むりやりバットから引き剥がした瞬間に、バキーンと音を立てて、まるで硝子が割れるかのように飴が砕けました。

もちろん包丁などで綺麗に切れるわけもなく、盛りつけに悩んだ結果、こんな見せ方になっちまいました。

ストロベリーソーダを一緒において誤魔化してみましたが、正直意味が解りません。

輸入雑貨屋さんでストロベリーシロップを買ってきて、スパークリングミネラルウォーターに混ぜたんですが、美味しかったです。

何気に「ストロベリーソーダ」って売ってないですよねー。他の果物・・・オレンジ、アップル、レモン、グレープ、パイン、ピーチ・・・などのソーダは見かけるんですけど。

飴は・・・レモンの味は全くしないです。

今回は絶対量的に多いと思ったので、材料を半分にしたんですが、レモン汁は倍にしました。

にも関わらず、レモンの味はしません。

ちなみにサフランの匂いはあまり得意じゃないので、入れませんでした。パエリアは好きなんだけどねー・・・。

それにしても・・・半分の量とはいえ、それでも量が多いです。

どうしようかなぁ・・・。