ちょっと後味の悪い話。
ある女子二人が夜景を楽しみながらドライブしていたの。
もうすぐ山道に差し掛かるってときにヒッチハイカーの姿が。
彼女たちと同い年ぐらいの女の子。
にこやかに元気いっぱいで手を振っています。
「この先まで乗せってってくれませんか~」
女子二人は顔を見合わせました。
だって、もう遅い時間なのに女の子ひとり歩きで、
しかも山道だってのに軽装なんだもの。
どうにも怪しい。犯罪者の香り?
「どうする?アヤシイし無視しちゃう?」
「でも、可哀想じゃん。こっちは二人だし大丈夫だって」
そんなわけで、
二人は彼女を乗せて行ってあげることにしたの。
思った通りの明るい子で、車中でもよく喋って
短い時間だけどすっかり仲良くなったの。
「ねえ、なんでこんな山にひとりだったの?」
「この先に用があってね。
電車乗り継いできたんだけど終電になって
ここまで歩いてきたの」
「この先?」
「うん…あ!ここ!停めて!」
そこは海がよく見える崖。
「ここでいいの?」
「うん、乗せてくれてありがとう!
じゃねっ!」
彼女はそう言ってドアを閉めて出て行ったの。
そして、
そのまま崖の方へ一直線に走って行き―――
「え…!?」
突然の出来事に二人は唖然とすることしか
できなかったそうよ。
ある女子二人が夜景を楽しみながらドライブしていたの。
もうすぐ山道に差し掛かるってときにヒッチハイカーの姿が。
彼女たちと同い年ぐらいの女の子。
にこやかに元気いっぱいで手を振っています。
「この先まで乗せってってくれませんか~」
女子二人は顔を見合わせました。
だって、もう遅い時間なのに女の子ひとり歩きで、
しかも山道だってのに軽装なんだもの。
どうにも怪しい。犯罪者の香り?
「どうする?アヤシイし無視しちゃう?」
「でも、可哀想じゃん。こっちは二人だし大丈夫だって」
そんなわけで、
二人は彼女を乗せて行ってあげることにしたの。
思った通りの明るい子で、車中でもよく喋って
短い時間だけどすっかり仲良くなったの。
「ねえ、なんでこんな山にひとりだったの?」
「この先に用があってね。
電車乗り継いできたんだけど終電になって
ここまで歩いてきたの」
「この先?」
「うん…あ!ここ!停めて!」
そこは海がよく見える崖。
「ここでいいの?」
「うん、乗せてくれてありがとう!
じゃねっ!」
彼女はそう言ってドアを閉めて出て行ったの。
そして、
そのまま崖の方へ一直線に走って行き―――
「え…!?」
突然の出来事に二人は唖然とすることしか
できなかったそうよ。