私の思考と時間の停止状態が終わる。
私は、おもむろに扉を開けて
包丁を取り出す。

家族は一斉に私にとびかかる
ひとりが私から包丁をとりあげひとりが
家中の刃物と言う刃物をすべてかき集めて隠す
包丁、はさみ、カッター
それから、頓服をもってきて嫌がる私にのます。
誰ひとり、何も言わない
奇妙な時間

家族は、私が停止状態の時も耳をそばだてて
神経を常に私に向けているのかもしれない。
何十年もの間に自然にできた
私の扱い方なのだ。


そして、夫はこんな事でしか私につぐなえないのだ。



私をここまで、多重で重度の精神疾患にしたのは


彼だからだ。