術後の夜を超えて

 

 

すっかり忘れてましたが、前回の右股関節手術で術後2日くらいが一番大変だった気がします。

とにかく繋がれてる管が多くて疲れてきます。

 

手術では私は意識失ってて、何もしてないのですが(当たり前ですが)、どこかで体力奪われているのかなと思いました。手術の後はいくらでも寝られる感じ。

そのうちに私の場合は発熱して、これも看護師さんいわく、手術の後のあるあるらしいです。

 

術後、自分のベッドに戻ってから最初に自己血を戻されました。200cc程度の出血があり、そのうち50ccをもどされたとのことです。その後、痛み止めの点滴が入ります。この痛み止め点滴が2日目まであり、その間点滴の留置針はガーゼ等で巻いたまま、いつでも点滴ができるようになっています。もちろんこの留置針、何もなければ痛みはないですが、前回は手の甲にあり、何かというと当たって血が滲んでました。

 

今回なんと手首の腕時計する辺り、親指側の骨の上辺りから取られていて、留置針が取れるまで時計ができませんでした(自販機で買おうと思ったらアップルウォッチがなくて買えなかった。。。)。看護師さんもこの針の場所を見て「すごい場所から取ってる!」と言われましたよ。ただ、幸か不幸か前回みたいに何かっていうと当たって痛い、みたいなのはあまりありませんでした(多少はありました 苦笑)。

 

そして一番取りたいのは血栓予防の両脚ポンプ。術後すぐは、特に術脚は動かす気になればいので、逆に気持ち良いと感じるのですが、だんだんと多少の身動きもできない主要因となります。

 

前回は、手術の翌朝すでに腰が痛く、繋がれてる感が腰痛を助長している気がしました。今年はなぜか腰痛ほとんどなく、もしかして人工股関節が正しく設置されたおかげで、重心の位置が正しい位置に近づいた?

こちらにも記載のように、寛骨臼形成不全は重心位置が前になり、反り腰になりやすいそうです。前回は術後普通に歩けるようになってから、しばらくは反り腰腰痛も良くなった気がしましたが、しばらくするとまた戻ってきてました。電車に乗って立つと秒でつらい。今回、手術の後は特に反り腰の痛みはなかったので、このまま続くといいな。

先生曰く、「(反り腰は)良くなることもある」・・・治らないこともある 泣

 

手術翌日の午前中に、サークル(丸いサークル状の歩行器)で病棟一周できたら尿管カテーテルを抜いてもらえます。昨年もそうだったけど、術後初めてベッドから降りるって、”ほんとにできるのかな?”って不安になります。でも腕で術脚持ち上げて、靴をひっかけて(かかとまでいれるにはかがまないといけない靴で、それは断念)勇気を出して立ち上がります。サークルに乗せた腕にほとんど体重乗せて、ソロソロと前に進みます。痛いけど、歩けたので、最初の管が一本なくなります。トイレに自分で行けるのはやっぱり嬉しい。この日は日曜なので、普段なら一日2回あるリハビリも一回だけ。昨年は日曜日っていうと病棟もリハビリ部屋も静かだったけど、お見舞いの人も多くにぎやかでした。