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ブログを始めたばかりで、まだシステムに慣れていません。

色々お見苦しい箇所があると思いますが、しばらくお許しください。

 

 

 

ちわこの娘1号は低体重で生まれ、小学校を卒業しても低学年ほどの体格にしか成長しなかった。
 
幼稚園までは普通に過ごしていたが、小学校に上がると同年代の男子や上級生からいじめを受けるようになった。
 
性格もおっとりしていてヤツラからみれば恰好の獲物だったのだろう。
 
 
ある日、娘1号が泣いて帰ってきた。
 
その泣き方が尋常ではなかったため、すぐにピンときた。
 
 
娘1号「上級生に押された」
 
 
話を聞けば、A子という隣の地区の6年生が、下校中にいじめてきたらしい。
 
A子は6年生にしては背が高く、対する娘1号は3年生で低身長。
二人は頭一つ分以上の差がある。
 
その身長差を利用して、A子は娘1号のランドセルを真上から覆い被さったのだ。
その度に娘1号は転ばされ、その姿を見てA子と取り巻きは大笑い。
それを学校から繰り返しされるのだ。
 
膝から痛々しく血が滲み、転んだ拍子に手をついたのか掌にも血が滲んでいる。
 
体の大きな6年生に暴力を受け、ショック状態の娘1号をなんとかなだめて泣き止ませ、怪我の手当てをした。
 
 
ちわこは怒った。
 
こんな小さな下級生を、寄ってたかっていじめる上級生に。
 
 
すぐさま学校に電話をし、娘1号が受けたいじめを報告した。
 
話をしたのは娘1号の担任で、先生は酷く驚いていた。
だが、A子の名前を口にすると「ああ……」となんともつかない声を漏らした。
 
担任は早速A子の親に連絡した。
 
次の日、A子の母親から電話があった。(この頃はまだ、スマホはの普及率は低いです)
 
 
A子母『本当にうちの娘がいじめたんですかぁ? 
   家ではとってもいい子なんですけどねぇ~~。
   娘に聞いたら、そちらの娘さんから悪口を言われたからと言ってましたけ
   どぉ~~?』
 
ちわこ「うちの娘はおとなしくて、自分から上級生に悪口を言うタイプの子では
    ないです。
    仮に娘が言ったとして、それに腹を立てて暴力を振るう上級生というのは
    どうなんでしょう?
    しかも信号待ちをしている時、道路に突き飛ばしたらしいじゃないですか。
    ご自分の子供を正当化したい気持ちはわからなくはないですが、
    これって一歩間違えると犯罪ですよね?」
 
 
通学路には片道2車線計4車線の交通量の多い道路がある。
ここは過去に何度か事故もあり、朝夕と地域の見守りの方がいらっしゃる。
 
そんな場所でふざけているとは言え、道路に突き飛ばしたのだ!
A子は! ムキー
 
それを言うと、A子母はそれまでののほほんとした雰囲気を消して、急にしどろもどろになった。
 
 
A子母「う、うちは上に兄がいて、この兄というのが乱暴なんですっ。
   いつも娘は兄にいじめられて、それで娘も乱暴になったのかも……」
 
ちわこ「それ、そちらのご家庭の事情でしょ?
    うちの娘がいじめられていい理由じゃないですよね?」
  
 
だんだんイライラしてきた。
 
ここまで来て、A子母は一度も謝っていない。
最初からずっと言い訳ばかりである。
 
夕方の主婦は忙しい。
 
ちわこ以上にバカな女と不愉快な会話をしたくない。
 
 
ちわこ「あのう、そんなことを言うために電話してきたんですか?
    だったら切りますね」
 
 
がっちゃん!
 
切ってやった。
 

 

その次の日、担任が夕方わざわざ家にまで訪問してくれた。

 

 

担任「この度はご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。

   娘1号ちゃんが登校してくれていてよかったです。

   その後、トラブルはありませんか?」

 

 

昨日、電話での件を先生に伝えた。

 

 

担任「そうですか。謝罪なしですか。
   じつは、6年生でトラブルが発生すると、高確率でA子さんが関わっています。
   それも子供とは思えないトラブルなんです」
 
 
担任が口を濁しながら話してくれたのは、A子は数人の6年生女子で構成されるグループの一人で、学校も手を焼く問題児らしい。
 
教師の目の届かない体育館裏にターゲットを呼び出し、恐喝、現金の要求、万引きの強要などなど。
 
どんなに注意をしても聞かないのだそう。
 
 
近所の保護者にもA子のことを聞いてみた。
 
 
近所ママ「A子はね、放置子だったの。
     勝手に他所の家にあがって好き放題して、ご近所に迷惑をかけてたら
     しいの。
 
     悪くなったのは兄のせいじゃなくてA子を放置子にしたA子ママよ。
 
     そのくせ、気に食わないことがあればちょっとのことでも学校にすぐ
     クレーム入れるらしいの。
 
     この前なんか、通学路が坂道だらけだから通学路を替えろって
     乗りこんでいったらしいよ。
     しかも何時間も居座って……」
 
 
親子共々有名らしい。
 
学校に知らせたことによって、逆上して報復されるかなと心配したけれど、A子からの嫌がらせはなくなった。
 
A子は性懲りもなく未だに学校では問題を起こしているらしいが、娘1号に害がなければそれ以外はどうでもよかった。
 
 
それから数年して、他にもトラブルに巻き込まれながらも娘1号は小学校を卒業した。
 
中学に入学すると、想像の斜め上をいく嫌がらせを受けることになるのだが、とりあえず、A子とは完全に切れたのでほっとしている。
 

 

 
 

長くなったので続きはまた……ニコニコ

 

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