初めての贈り物。 | おかあさん。

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漫画、ファッション、料理、育児ネタ。。。
掲載予定、好きなもんばっかり。
あ、でも苦手な片付けとか掃除とかも、ときたまありかも・・・

乳飲み子と嫌々期の子供がおるので基本放置のブログですが、
失笑を誘うブログ目指していきますのでよろしくお願いしまーす。


今日は久しぶりの快晴なので、

ゆうべ一睡もしてないにもかかわらず張り切って一通りの家事をさっさと終わらせてやりました。

一睡もしていないのは、昨日風邪気味で具合が悪かったんでほぼ一日中寝ていて、

寝すぎて夜に目が覚めてしまったというだけなんですけどね・・・。(阿呆)





さて、今日はわたしの28回目の誕生日です。






ついこの間までハタチとかだったのに、時間の流れは速い(早い)もんですね。(遠い目)







人はどうなんでしょう。

私は誕生日が来ると、毎年いろんなことを考えます。

いいことも、悪いことも。

いろんな考えが自分の中で巡り巡っていきます。

そのいろんな想いに溺れそうな時もあって、ちょっと嫌です。


だから私、これまで自分の誕生日が苦手でした。



子供のときに母親から「アンタが生まれた日はあたしの不幸が始まった日」と

言われたりしてたせいもあるんですが、

それよりも何よりも、親やら親戚やら友達やらに祝われた事が、

記憶にないのも理由のひとつだと思われます。


ケーキを用意してもらったことは何度かありますよ。

3つの条件が揃ってないとありえませんでしたけど。

①生活に若干余裕がある②母の機嫌がよい③母が私の誕生日を思い出している

ある種、ケーキを買ってもらうということすら貴重な事だったかもしれません。


けど、ケーキがあっても、

たいがいは一人で食べてたような気がします。

なんつったって、朝は母ちゃん寝てるし、昼は母ちゃん機嫌悪いし、夜は母ちゃん仕事でいないし。(笑)

結局、どっちみち、実際問題、ひとりなんですよね。

一人ででっかい誕生日ケーキとかをご飯代わりに食べて、

最初の方は「う、うんめえ~~~」て、感動に打ち震えるんですけど、途中からしょっぱい味に変わるわけです。

涙の味。

淋しいよう、淋しいようって、いつも泣いてたっけか。。。


しかしメソメソするな、子供時代の私!!(笑)




まあそんなこんなで、

ついつい、自分はこの世にいちゃいけないんじゃないかって言う気になっちゃうんです。

そんなワケねえだろって、もちろんわかってるんですけど。


それでいい大人になった今でも、

いじけてる子供がまだ心のどっかに残ってるんでしょうね。


だから、必要以上に、

誕生日には誕生日らしい事をしたいっていう気持ちが無意識のうちにふつふつと沸いてくるんです。


母親に言われた言葉を“肯定”することになるのが怖くて。

自分はちゃんと必要とされてるっていう、証し?のようなものの代名詞が、“祝われた誕生日”なんです。


だって、誕生日はこの世に生を受けたことを祝う儀式でしょ?


なので小さいころから夢でした。


家族で腹がよじれるほど笑って、

優しいオカンが作ってくれた自分の大好きなご馳走をアホみたいにほおばりながら、

ケーキを取り囲んで、こっそり仕込んであったプレゼントをここぞとばかりにもらうわけですよ。

そのプレゼントはちゃんと好みを知ってくれている親が前々から用意してくれたもので、

私は大げさなリアクションとともに、わくわくとはしゃぎ倒しながら開封する。みたいな。


憧れて憧れ過ぎて、その想いを、

去年はあろうことかダンナにぶつけてしまったんですよね。


とにかくサプライズをくれ!リクエストして買ってもらったってうれしくないんじゃ~!くらいの事を言って、

ダンナを困らせて、駄々をこね倒して・・・。そりゃあもう、涙、涙の誕生日でした。。


あたしの言ってることは、超ド級のワガママだって、無理言ってるなって、

当然自覚&承知してはいたんですが、

かといって誕生日ケーキだけではすんごい淋しくて、

(だって、自分だけでもケーキは買えるし)

やっぱりずっと念願だった夢を、他の誰でもないダンナにかなえてほしいというのがあって。



そしたら、今年はダンナが

私の恋焦がれていたサプライズと欲しい物をこっそりと用意していてくれました。


ダンナいわく、「また怒られるんじゃないかと思ってドキドキした」と言っていましたが、

そんなはずはなく、私は心の底から喜びました。

(わしゃオニか/笑)



おおお。。

これが私の例の妄想の中の家族の、恵まれた子供の気持ちかあ~と、しみじみ実感。


これを“幸せ”と呼ばずして何と呼ぶんだと。







初めてかもしれない、私の誕生日を、心からお祝いされた気持ちになったのは。

ダンナには申し訳ないけれど、母親の代わりに私の夢を叶えてくれた事を心から感謝します。



母よ、あの世から見てますか。


私の夢はダンナが叶えてくれたんで、どうぞ安心してください。

(ていうか心配してくれてないかな/笑)



今日は夕方6時にケーキを取りに行って、自分の好きな鍋をダンナと二人でつつかせてもらおうと思ってます。


ケーキはこじゃれた店のやつです。

フルーツどっさり乗っかったやつ。3150円もするのを、頼んでしまいました。



これを子供時代の自分に教えてあげたら、たぶん早く大人になりたい!って思うことでしょう。



ああ、生きていてよかった。


よく、過去と現在をウロチョロする私(笑)ですが、

そういううれしい出来事が、私をこの世につなぎとめていてくれる気がします。



まだまだ前向きと呼ぶにはほど遠いかもしれないけど、そこは焦らずになるべく私のペースで歩きたいです。





オチになるかどうかわかりませんが、

ダンナに買ってもらった、私がずっと欲しかった物とは、銀魂という単行本20冊。(笑)





ダンナよ、本当にどうもありがとう。