孤独の世界 | ★日常生活からのネタ探し★

孤独の世界

走って,走って走り続けて…。

ひたすら自分だけの世界を走って。

何も見ず,聞かず必死で走り続けた。

やっとゴールにたどり着いても,周りには誰もいなかった。

祝福してくれる人がいなかった。

ゴールした喜びを分かちあう人がいなかった。

やがてその気持ちは虚しさにになり,この虚しさから逃げるために,また走り続けた。

来た道を戻って,昔の仲間に会いに行こうとしても,来たときに周りを見ていなかったから,何処に行けばいいのか分からない。

ココハドコ?ミンナハドコ?

やがて,声は枯れ,涙は果てて,しまいには,自分さえも見えなくなった。

ココハドコ?

そう,そこは誰もいない,広くて白い世界。

あなたの,不安や悲しみや怒りだけが,白い世界の闇の一部となる。

ココハ…ド…コ?

いつしか,孤独は無となって,広い世界に潰されて消えた。

一人で走り続けたものの存在は,今もそこにあるのか,誰にも分からない…。