昨日、金沢市大野町にあるヤマト醤油味噌さんで開催された 発酵食祭り に行ってきました




金沢市大野町は江戸初期を起源とする醤油の全国5大生産地のひとつで


白山水系の豊かな伏流水と、北前舟が運んだ麦や大豆、能登の塩などを使っての醤油醸造が隆盛した地です








先ずは
年2回、春と秋の発酵食祭り時のみ公開されるという味噌蔵見学






木樽!


圧巻でした!




味噌蔵は独特の空気感がありました


目には見えないけれど、神聖な何か


微生物なんでしょうが、微生物の一言では説明の仕様がない あたたかい何か 


蔵中がほんわりと包まれていました


とても心地よかったです








↑木樽には沢山の微生物(蔵付酵母)が住み着きます





蔵の中で、
お味噌仕込み直後、6か月後、2年後の味比べや糀の試食






次に
工場長(日本初の甘酒博士。50歳より金沢大学大学院に入り直し自然科学研究科で研究。その論文により、日本初となる博士号を取得されたそうです)の、発酵をテーマとした特別講座をお聞きしました



ヤマトさんといえば老舗のお醤油お味噌屋さんですが、近年では特に有名な「生玄米甘酒」

こちらの工場長さんが開発されていたんですね





発酵好きにはたまらないお話ばかりで聞き入りました

あっという間の時間でした





お話の中から、遊び心を感じて面白しろいなぁと思ったもの、一つご紹介!


現在東大の門として使われている赤門は、加賀藩が建てたものですが当時、赤門の下は糀蔵だったそうです


門の下から菌を採取して、当時の糀菌を復活させたいという研究チームが現在東大にあるそうです


なんか、ロマンを感じます!








講座が終わり、外に出ると振る舞い味噌汁をされていました



具沢山の美味しい御御御付を頂きながら、となりに居合わせた、朝イチで大阪からいらしたという方とお話が弾みしばし談笑





そのうち朝から降っていた雨が上がり日が射してきました

大野町 金沢港




晴れてとても気持ちのいいお天気になってきたので、近くの内灘海岸へドライブがてら足をのばしました

広い砂浜がキレイな内灘海岸






発酵食祭り限定 糀べんとう を海を眺め波の音を聞きながらのんびりいただきました




寝かせ玄米ご飯や塩糀や醤油糀などを使ったおかず。とっても美味しかったです!








毎年お味噌を家で手作りするようになり20年ほどになります
それでまかなえてたので市販のお味噌はほぼほぼ買ったことがありませんでした


お味噌やさんの見学などもしたことがなく、今回初めてでしたがとても貴重な体験でした



何の前知識もなく参加したので、まさかヤマトさんが木樽で仕込んでいる味噌蔵だったとはつゆ知らずでした
蔵の空気感にはとても感動しました



とても貴重なものを見せていただきありがたかったです




金沢(石川県)は発酵文化が盛んな町です


身近に発酵醸造の老舗も沢山残っています


また機会があったら色々訪れてみたいなぁと思いました







今日もありがとうございます♡