栗の町って、栗以外に何があるんだろう。
そんな軽い気持ちで小布施に降りたら、思ったより奥が深かった。
北斎が晩年を過ごした町だと知って、まず驚く。
栗菓子の店が並ぶ通りを歩いていたら、小さな造り酒屋の看板が目に入った。
地元の米と水で仕込む、隠れた日本酒があるらしい。
甘いものを食べ歩きすぎて、ちょっと休憩したくなったところで、栗おこわの店に吸い込まれる。
友達に写真を送ったら「栗しか食べてない」って笑われた。
否定できないところが悔しい。
でも歩いた距離のわりに、心はずっと満腹だった。
北斎が最後に描きたかった景色って、こういう小さな町の日常だったのかもしれない。
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