実家終いしてから一年半
実家のある街に行くことはなくなった。
今日、なんとなくGoogleマップで検索した。
1番新しい画像が、2022年12月のものだった。
父が亡くなった年のだ。
それより前の画像もある。
2019年のもの。
父の乗っていた車が停まっていた。
庭の柿の木も葉っぱがたくさんあった。
2015、2010、と載っていたが、2019年とさほど変わらない。車も変わってない。
2022年版は、大きく変わっている。車もないし、柿の木が丸裸だ。
枝が切られて幹しかなかった。
それを切ったのは弟だ。
父が施設に入ったあと、
弟が実家の片付けをしに通っていたとき、
顔も名前も知らないご近所の男性に、
道路に熟れた柿の実が落ちて、
汚くなるからなんとかしてくれ、
と苦情を言われて。
塀からはみ出した柿の実や葉っぱは、
確かに道路に落ちていく。
父も長いあいだ、事実婚のおばさんちで暮らしていたから、
実家の周りのことには、
ずっと無頓着だったのだと思う。
実家が立ってから50年以上だというのに、
向こう三軒両隣、全く知らない人達。
あのへんは、宅地開発で、
都心通勤圏として入れ代わり立ち代わり、
転出入されてきて、
ポツンと一軒家だったのが、
今やびっしり、おびただしい数の家だ。
50年経つと、町は変わるね。
2019年の、
父の乗っていた車や、
フサフサに葉っぱを広げて、
柿の青い実が見える写真を見て、
確かにそこには、父が生きていて、
1人で暮らしていたのだ。
と思ったら、
ちょっと切なくなった。
父の3回忌も来月だ。
いままで、検索したこともなかったのに、
急に思い立ち、Googleマップを見たのはなんでかなあ。
父があの世から、
たまにはあの家を思い出してよ、って
言ってきたのかな。
買主が、
あの家をどうしたのか、
どうしようと、
私達の知った事ではないし、
遠方なのでなかなか見にもいけないが、
どうなったかな、
と、検索して見ることができるんだね。
今更だけど、それに気付いた。
また、そのうちチェックしてみよう。
昨日、シャンプーしたよ。
ちょっと💩が緩いのは、
シャンプーのせいか、暑さのせいか💦
では、また明日