帰宅時、所用を済ませるために、
街を彷徨う
やけに人が多いな
金曜の夜だから?
ATMもパン屋も激混み
イラついていたら、弟から
今日はボーナスだったから、
ささやかに、母さんにお団子お供えした
と、写真が送られてきた。
ボーナス!
もはや、うちには関係ない制度?
ボーナス日、
なるほど、だから、あんなに街は賑やかだったのか?
しかし、ボーナスも関係ないが、
10万円給付も関係ない我が家。
ニュース見ても、つまらんちん。
それはさておき、
父を施設に入れてから、
弟は、母の位牌を自分ちに持っていったのだ。
精一杯、仏壇もどきにして、
毎朝手を合わせているらしい。
泣きそう💦
50歳を超えた弟でも、母は永遠の存在なんだ。
生きている父を思うことより、
亡くなった母を思う弟よ。
そりゃあ、そうだ。
かけられた愛情が違う。
母は、弟が、
可愛くて可愛くて、
病床でも、
痩せ細る手で、
彼の頭を撫でて、愛おしそうに見つめていた。
髪がモシャモシャだよ。床屋に行きなさいね。
と、
身なりを心配していた。
ああ、泣ける。母の思い出。
父は?
うーむ
すまん、一切思い出なし。
可愛がられた記憶なし。
あんまり家にいなかったし。
すぐ親戚んちに入り浸り、寝に帰ってくるだけだったしなあ。
さて、わたし、
金曜の仕事帰りは、なんとなくウキウキする。
ワインに合うし、
お気に入りのパン屋で明太子パン買うぞ!
と朝から決めていた。
小さな店内は、激混み
並ぶよね、うんざり
お目当てパンはレジに近いエリアにある。
やっとその場に列が進んだら、
ガーン
明太子パンがない。売り切れぽい?
そうしたら、私の前に並んでいたお兄さんが、
すいません、明太子パンは売り切れですか?
と奥の店員さんに聞いてくれた。
今、出しまーす。
と、トレイにいっぱいの明太子パン。
やったー、ありがとう、聞いてくれて!
と言ったら、
美味しいですよね、ここの。
とお兄さん。
そうなのよ、これを買いにきたのよ!
と言ったら、
ボクもです!
ああ、息子よ(息子じゃないけど)
ちょっとした連帯感。
お目手当のパンは、ずっしり重い
いや、重く感じる。
うっ、重い
ってトングで掴みながらつぶやくと、
店員さんが笑ってる。
お兄さんも、
身が詰まってます!
と言っていた。
ああ、ささやかな幸せ
帰宅したら、ピザもあった。
切り方雑だけど、
2切れ夫にあげた。
私より感動薄いみたいだったから、
もう、分けてやるのはやめよう。
注
明太子パンというのは、
正式名ではなく、私が勝手にそう呼んでる。
この写真じゃ伝わらないけど、
大葉とか入っていて、ムッチリ重いんだよ。
しかし、
どこの店も、
レジ、遅っ
丁寧なのはよいけれど、
うーむ
過剰包装、過剰接待
レシート長いし、
なんじゃ、そりゃ!?
と、まあ、
どこも満員御礼、師走だからね。
車も、混み始めました。
事故気をつけないとね、ドライバーさんたち。
師走も関係ない生き物
マロっち、です。
では、また明日


