素人じゃ手に終えない、
やれるものならやってみな~
というようなことを言われた私が、当初、落ち着いてそれを乗りこえたかというと、
そうではありません。
ポッキーが体調を崩すたびに、やっぱり、私じゃ無理なのか。
と、何度も思いました。
そして、見えない過去と、見えない未来に怯えていました。
子供たちに、
安易に命を交換することなんてできないんだ、
関わった命とは、最後まで一生懸命向き合わなくてはいけない、
それができないと思うなら、
最初から、命を請け負うようなことはしてはいけない、
ということを教えたいと思っていた反面
何度も、くじけそうになった私なんです。
ポッキーの皮膚の病気は、その謎の人物とすったもんだしているうちに、
治っていきました。
心機一転、イケメン獣医師さんに診せにいったころには、
治ったあとで、
わずかに残る傷跡(?)のようなものを見て、
確かに皮膚炎起こしたようなあとはありますね、
歯や体を見ても、その年齢は妥当です。
と。
あまり多くを語らない先生だったので、
これからのことを考えて行きましょう
と言われただけでも救われた気分になり、
そのままそこにお世話になることにしました。
近所のワンちゃんたちは、生まれもハッキリわかっていて、
とても健康で、
ワクチンやフィラリア以外は、通院しない、という方ばかりでした。
そんななかで、
ごはんも食べない、血便を出す、
ということを繰り返しているポッキー、よそのワンちゃんが肥満対策を心配しているのに対して、
ガリガリの、小枝のような細い足で。肥満対策なんか縁のない話。
それでも、元気に走り回る、足も結構速かった。っていうか、犬種の関係もあるよね。
ダックスやコーギーちゃんより、足、長かったから(笑)
どこで生まれたのか、という話になると、自然と口をつむいでしまう私でした。
それくらい、ポッキーのルーツを知らないという負い目が、私にはあったんだと思います。
そんなことも忘れていったのは、まあ、そのあと、徐々にです。
獣医師さんからも、胃腸の弱い子ようの缶詰などを進められましたが、
その時は、子供たちに教育費もかかるし、割高な缶詰は、そうそう毎日食べさせることもできず、
なんとか、カリカリドッグフードにしてもらえるように、私、言うことを聞かなかったんですね~。
先生も、察するのが早い人で、
あ、この飼い主さんは、お金をかけたくない人なんだな、余計な検査もしたくない人なんだな、
と思ったんだと思います(あくまでも私の妄想)
とにかく、余計な検査は進めてこなくなりました。
カリカリのドッグフードをあれこれ試して、やっと、ポッキーも渋々食べてくれるようになっていき、
それでも、ササミ肉のトッピングは必須でした。
その頃から、パンやケーキは喜んで食べるけれど、野菜、果物、などは一切口にしないという、
偏食っぷりで、好きなパンをあげてしまうと、カリカリを我慢してしまうという、
駆け引きをする子だったので、
余計なものは一切あげないことに。
その後、お腹の調子が定期的に悪くなっても、、その都度、対処療法で
乗り切っていました。
もちろん、ポッキーが辛いような症状が出たら、すぐに通院してました。
だいたい、一か月に1~2回は通っていたと思います。
最初に心臓の薬が処方されたのも、イケメン獣医師さんの病院。
キャバリアは心臓が弱い、ということで。
そのイケメン獣医師に通っていた10年間、何度か肛門嚢炎を起こしました。
初めて起こしたときに、かなり辛そうだったので、
予防法を聞いてはいたのだけど、結局3回もなった。
その都度、イケメン先生は治してくれたけれど、
その治療法が、かなり、ポッキーには辛かったと思うし、私の目にも、疑問に思う気持ちが出てきたので、
違う病院に行ってみました。3回目の肛門嚢炎の治療中のこと。
病院によって、こんなに対処が違うものなのか、と思うくらい、
あっという間に治療が終わり、
結果、すぐに治りました。
再発しないためには、一番いいのは、手術。自分はできるけれどできない先生もいる、
手術したいけれどポッキーの年齢的に無理、
というような説明を受けて、
肛門腺をしっかり絞ること。ポッキーみたいに、ポロポロの固い膿が出る子は、
トリマーさんでも取れない、コツが必要
と、一年間毎月通った。
そこに通ってから肛門嚢炎にはならなかった。
そして、心臓も診てもらい、良い薬があります、と、処方された薬を飲むようになってから、
俄然、ポッキーの食欲が増して、お腹を壊すことがなくっていきました。
その老医師から処方された心臓の薬(ベドメディン)を飲むようになってから、
見違えるように、食欲が!心臓と胃腸の関係は、よく分からないんだけど、
ポッキーが、一番良く食べて、健康だったのは、その頃だったと思う。
まあ、
そのあとは、いろいろあって、またかかり付け病院探しの旅は始まったのですが(笑)
とにかく、
なんだ、かんだと、身体の心配をしながらも、あっという間に、年月が過ぎていったという感じ。
動物病院というのは、動物以上に、飼い主さんとのコミュニケーションが必要で、
どちらかというと、飼い主さんの気持ちが大切だと思う。病院選びは難しいですな。
さて、
今日は、14日、こちらでは神社でお炊き上げ~の、どんと祭りがあります。
毎年、お札やお守り、そこで燃やしてもらいます。なんだか、お守りの処置って、
素人ながらに困るので、毎年、それだけは行ってます。
今日は、それくらいなので、昼間はのんびりしたいです。おうちにいても、
一日、あっという間ですね。
では、よい一日を!
またね~