本日、屋外に五時間いたから、

顔がバリバリ…

爽やかな季節だけど、乾燥が、
まあ、ひどいわ…コワイコワイ…

やがて、梅雨に入ると、

これまた、体調崩すあたし。

遥むかしの話だが、

成長期の中学生時分、私は、一年で7㎝ずつ、身長が伸びた。
乳製品嫌いで、スポーツもせず、
父母も小さかった。
なのに、何故か伸びたのだ。しかし、
その時分、
私は、すこぶる体調悪く、

特に梅雨時は、微熱と倦怠感がひどく、学校を休みがちだった。

家で、医学辞典を見ては、

山口百恵の『赤い疑惑』を見ては、

病気を疑ったのだ。

そんな最中に、

当時、日本脳炎の追加接種が、学校であったのだが、

私は、具合が悪いから、と、
接種をしなかった。

しかし、今度は、日本脳炎を調べまくり、コガタアカイエカという蚊が、
病気を持った家畜などの血を吸って、
それから、人間に移っていく、みたいなことが書いてあった。

何故か、父に相談する。

この辺に、家畜なんていないよね、
蚊に刺されたくらいで、日本脳炎にならないよね?

父は、

フッフッフッフーにひひ
5キロくらい離れた所に、
小さな農場があるぞ。牛や豚、ヤギもいたぞ~。
家畜の血を吸った蚊が、
風に乗って、ほーら、ここにも来ちゃうかも…目にひひ

ううううっ、あせる
まさか、そんな、どうしよ、注射してないガーン

父は、散々脅かしておきながら、

大丈夫、大丈夫~、
まあ、気にするなあーグッド!

めちゃんこ、妄想するあたし。

そんなとき、

その農場の近くに、アスレチックができたとかで、

友人のRちゃんと、バスに揺られて、
遊びに行った。

面倒見のいい、お姉さんタイプの彼女。

ねぇ、ねぇ、蚊に刺されたらどうしよ…
と、ずっと、相談していた私。

彼女は、とても優しい子で、
根気強く、

大丈夫だよ、日本には、もうあんまりない病気みたいだよ。

と、慰めてくれた。

しかし、それならば何故、学校で追加接種するんだよ!

しつこく迫る私に、

彼女は、とても優しい子だったから、

よくわからないけど、大丈夫。
大丈夫だよ…

1日中、何度か、
彼女に、同じ質問をする。

彼女は、いつも、嫌な顔をせず、
慰めてくれた。

やがて、夏が過ぎ、蚊も出なくなった頃には、どうでも良くなり、
忘れてしまった。

今でも、私は、病気の妄想をしがちだ。でも、幸せなことに、
大病もせずに生きている。

全く、意味のない、無駄な妄想だ。

優しい彼女とは、

その後、進む方向が違い、疎遠になったが、

約10年前に、お台場で会ったことがある。彼女は、変わらず優しい女性だった。家庭の悩みみたいな話になったときも、
大丈夫、大丈夫だよ。
よくわからないけど、大丈夫。

ねぇ、昔、同じセリフ聞いたけど、

彼女は、日本脳炎のことも、アスレチックのことも、全く覚えていなかった。当たり前か…ショック!

Rちゃん、元気かなあ。
年賀状だけの付き合いになってしまったが、
また、いつか、会いたいなあ。









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