5日ぶりにこんにちは | 愛しの母君に捧げる小夜曲

愛しの母君に捧げる小夜曲

2012年10月22日、母から卵巣がんであると告知される。
1人暮らしをしている私は全てを放りだして母の元に帰る事を決心。

そんな母と娘のひっそり闘病備忘録in香港。

ちょっと汚い話になるので、食事中もしくは食事後の方はごめんなさい><



ケモの副作用だと思われる頑固な便秘に苛まされて早5日。


母曰く、腸は動いてるし●も柔らかいけど、肛門が開かない!とのこと。

使い捨てのゴム手袋等を買って摘便もしてみたけど、なかなか思うように出てきてくれず…。

一応お腹が張ったり、何かが詰まってて吐き気を催すという症状は無いのだが、

出口付近に溜まってる感覚が気持ち悪いらしく、目に見えて食欲が落ちてしまった。


さすがに摂取量と排出量のアンバランスさを考えると、

これ以上様子を見るわけにはいかなかったので、朝一で病院に電話をしてみた。

体調の悪い母に代って私が電話をしたのだが、

我ながら意味が分からない程のしどろもどろの英語に、電話を切った後地味に落ち込んだ。

緊張しすぎてかみかみだったし…orz


なにはともあれ、無事に?お医者さんからお言葉を頂けたので、早速実行する事にした。


それは…浣腸!


しかもイチジクなんて可愛い物じゃない。内容量120ml近くのかなりでかい奴だった。

薬局3件回ってやっと購入できたはいいが、これの使用法が、結構恥ずかしい。

病院でナースさんにやってもらうならまだ我慢できるが、家族に手伝ってもらうとなると…。

もし私が当事者だったら、絶対に自分1人でやる。それは母も同意見だった。

ここは母の尊厳を尊重して、私は出産前の旦那さんの如く、部屋の前でうろうろする羽目に。


初めはあんまり効果がないかも?と思ったけど…いやはや、浣腸様々!

溜まってた物が小出しで複数回も出てきてくれて、母小躍り。

その様子を見て、私のささやかな幸せ、という知る人ぞ知る曲が脳内をよぎったのはここだけの話。

食欲も回復したようで、夕ご飯もペロリと平らげた。



母が元気になってくれて、私も嬉しい(*´ω`*)

まだ心配な点はあるけど、今はおいしくご飯を食べてくれる姿に一安心だ。