4日くらい前に副作用で吐いてしまった母だったが、
次の日から徐々に良くなり、今はもう食欲が復活しました\(^^)/
2、3日くらい続くものだと思っていたので、想像以上に回復が早くて一安心。
でも1日で結構体重が落ちたから、まだちゃんと脂肪とか筋肉が付いてないんだなーと実感した。
良くなった母と「なんで今回いきなり副作用が来たんだろうねー」と話してる時に、
「いつもケモの後の排尿には薬の匂いがするけど、今回はしなかった」と言っていた。
そういえば、いつもはケモの後に1日2Lの水を飲んでいたけど、
今回は1Lくらいしか飲んでなかったような…。
個人差によるところもあるんだろうけども、
もしかしたら薬が体内に長く残っていたせいで副作用が出ちゃったのかな、と思ったり。
さてさて。
前にオリーブオイルの効能を書きとめた日記に反響があって嬉しかったので(←)、
今日も我が家で実践してる、些細な食の選び方を書いてみようと思います。
前回の時と同様、鵜呑みにはしないで、自分で真偽のほどを調べてみて下さいね^^
母が退院する前、ネットで「がん・食事」と検索した事がある。
そうして出てきた情報には「ベジタリアンはがんになりにくい」と言ってる一方で、
「がん患者は肉を食べた方がいい」とか結構真逆な情報が出てきたり、
しかもそのどちらにも賛否両論あって、結局何を食べたらいいんだ!となった事があった。
まぁ最終的に「おいしく食べられればなんでもいいかなぁ」と思った結果、
今の我が家の食卓には、野菜も魚も肉も並べられている。
ただし、その比率は野菜・果物>魚>肉。
菜食主義者はがんになりにくい、という情報は科学的根拠はあれども、その差異は十数パーセントで、
野菜を通常量以上摂取してもがんを減らす効果は確認できない、というのが最近の総説らしい。
じゃあ野菜食べても意味ないの?となるかもしれないが、赤太字でかなり強調してる通り、
そこが勘違いしやすいところで、通常以上の摂取は効果が無いだけ。
つまり野菜を通常量取ればがんを減らす効果は期待できるとの事。
ちなみにWHOが推奨している1日の野菜・果物の摂取量は400gだそうです
実際はがんというよりも生活習慣病の予防ががんの予防に繋がるらしいのだけど、
そこら辺の細かい話が気になる方は、
私よりももっと分かりやすい説明をしてるブログがあるので、調べてみる事をオススメします。
そして魚。
一口に魚と言っても色んな種類があるけど、我が家でよく並ぶ魚は、サケ、サンマ、鯖など。
つまり、脂っこい=魚油が沢山含まれている魚をよく食べている。
脂っこい肉は敬遠されがちだし、前回の食用油の件で「油」に対する不信感も高まりつつあるのだけど、
魚に関して言うとその逆で、魚油はむしろ歓迎するべき油なのだ。
何が歓迎するべきかと言うと、魚油に含まれているDHAとEPAという成分。
俗に「魚を食べたら頭が良くなる!」と言われる由縁になっている成分だけども、
実はこのDHA/EPAが、科学的にがん治療に役立つとされているものなのだ。
よくネット上で見かける、
「がんに対する食事療法はありませんか?」「ありません(即答)」と言う押し問答。
確かにがんに効く食べ物なんて無いのは分かってるけど、多分こういう質問は、
「少しでも家で治療の手助けになる食べ物はないですか?」という意図なんだと思う。
実際、私もそれを知りたかった。
そこで調べてみると、なんてことは無い。
がんを治す食事はないけど、がん治療を手伝う食事はある、という事だった。
(以下はさらっと説明したものなので、詳しい働きや作用機序ははしょってます)
DHAはがん細胞が増える速度を遅くしたり、転移を抑えたり、
がん細胞に細胞の死(アポトーシス)を引き起こしたりするらしい。
これはがん細胞の種類にもよるので、一概に全てのがんに有効というわけではないが、
多くのがん細胞でこういう報告が出ているそうだ。
そしてEPAには炎症を抑える働きがあるという。
炎症というのは、異物が入ってきたり、自己修復する時に身体が起こす反応の事。
傷口が赤く腫れたり、熱をもったりするのは、炎症を起こしているからです。
なんでそんな炎症を抑える働きがあるEPAががんに有効なのかと言うと、
実はがん細胞は身体の中で炎症を起こして、自分が増えやすい環境を整えているらしいのだ。
つまりEPAが炎症を抑える→がん細胞が増えにくい環境にする事ができるという事。
まとめると、DHA/EPAはがん細胞を弱めてくれるので、
抗がん剤ががん細胞を叩く手助けをしてくれる!という事です。
それじゃあDHA/EPAを沢山取れば大丈夫!というわけでもなく、
相対的にオメガ6系の油を控えないと効果は無いらしい。
しかも魚油はあくまでも油。
食べ過ぎたらコレステロールもあがるし、酸化しやすいので、摂取には色々と注意が必要。
あとEPAは血を固めにくくする作用もあるので、
血小板が少ない抗がん剤治療中の摂取は気をつけないといけない。
ちなみにDHA/EPAは1日1g~2g取れば、がんの再発予防に良いそうです。
そして最後に、肉。
こいつは食べるべきなのか食べたらいけないのか、色んな意見が出ているけど、
控えるのはソーセージなどの加工肉と、赤身の肉。つまり、牛肉と豚肉。
牛肉と豚肉はがんを促進することがあるそうなので、多量摂取は禁物。
鶏肉はがんを促進する科学的根拠はないので、体力が必要なケモの最中には有効だそうで。
なので、参考までにうちの食卓の比率を改めて書くと、
野菜・果物(計400g)>魚(鯖・鮭・秋刀魚等)>肉(鶏肉>豚・牛肉)となります。
食べちゃいけない物はケモ中なので生野菜・生魚くらい。
控える=食べちゃ駄目!というわけでは無いので、豚肉も牛肉も食べてます。
冬に嬉しいしゃぶしゃぶで豚も牛も食べちゃいけないなんて殺生すぎる…。
色々と調べて分かったのは、がんを治す食べ物も無いけど、がんになる食べ物も無い、という事。
なんでも過剰摂取すれば身体に悪いのは当然という事ですね(^_^;)
今回は長くなりましたが、かなり色々とはしょってます。
物語で言うと、全5話中の2話くらいしか紹介できていません。
もう少し詳しく知りたいな、とか、自分で調べてみようかな、と思えるきっかけになれば幸いです^^
最後に、ここまで見てくれた方にハートをプレゼント!\(^^)/
こんなに天気がよくて真っ青な空は珍しいんですよー♪
これで未加工、天然の青さなのだから、空は偉大!