リレー小説第12話by雪(ふざけんな) | ダイブするヘドバンアイドル@アリス十番の全て!

リレー小説第12話by雪(ふざけんな)


こんちは!
現役東大生桜雪です。


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アリス十番リレー小説、前回のカノンちゃんが執筆放棄っていうね…
ちなみにカノンちゃん、前のカノンちゃんの回も話全然書いてないからね!!!怒




登場人物はこんな感じ

「僕」・・・謎の女性から渡されたティッシュで鼻をかんだことで、女性になってしまった。


「私」・・・「僕」にティッシュを渡した謎の女性。ハゲチャビンの手先にされてしまう。


ハゲチャビン・・・チャビン星人。チャビンウイルスをこの世界にばら撒こうとしている。



続き。




!?!?!?


何故僕は女性になってしまったのか?!


自分の身体を確かめるように触ると

筋肉質な腕、足、、、そして平らな胸、、、


間違いなくいつもの自分の体であることに変わりはなかった。




再び鏡を見ると今度は

醜い老婆の姿が。



驚いて自分の顔を触ると

鏡の中の老婆の顔の肉は
僕の指が触れた部分から古いペンキのようにボロボロと崩れ落ちていく。


多分これは夢だ。ひどい悪夢だ。


いつか誰かが言っていた、
夢の中で眠ると目を覚ますことができるという話を思い出して僕は目を瞑った。


早くこの夢から覚めたい。




「なるほど。幻覚症状が副作用としてあったとは。」



事態を把握できずに鏡の前で固まっている僕の背後から少し高い男の声がした。


声の方に振り返ると
僕の目の前にデカい虫が羽ばたいていた。




うわあああ!!!!




…いや、虫じゃない。


手のひらに乗る位の小ささの
ハゲたおっさん。


しかも頭にウサギの耳。
おとぎ話に出てくる妖精のような羽根まで生えている。





「申し遅れた。私の名前はハゲチャビン。君は私の大事な被験者だ。」


固まる僕を無視して奴は話し続ける。


「理解できなくとも良い。
この世界は、理解の範疇を超えたものばかりなのだ。君は今チャビンウイルスに感染している。先ほど君が鏡を通して見たのはウイルスの副作用による幻覚だろう。いやあ、ウイルスに副作用があるとは知らなかった。何しろ君が初めての被験者だからね。上に報告してもう一度ウイルスの改良を…」


「いやいやちょっと待て!!そんな一度に言われても分からない!!」


「おっと、これは失礼。何度も言うが分かる必要はないのだよ、何故ならこの世界は、理解の範疇を超えたものばかりなのだから。



どうやら「この世界は、理解の範疇を超えたものばかりなのだ」というのが、
この得体の知れない生き物?の口癖らしい。



「でも、質問する権利くらいあったっていいだろ?チャビンウイルスって何だ?」



「良いだろう。知りたがりの君が満足するように結論から言おう。
チャビンウイルスは我々の特性をDNAに上書きするウイルス。つまり、感染したものはチャビン星人になるのだ。」



「チャビン星人になる?」



「そうだ。最終的には全人類をチャビン星人に変える。
この世界はもう頭打ちだ。進化のためには必要なことなのだよ。」



「進化??」


「そうだ。進化は素晴らしい。
君はダーウィンも知らないのか??
…ああ!!そろそろ時間だ!!報告に行かねば!」


チャビン星人はぽんっと消えてしまった、


その日から


僕の体には徐々に変化が現れた。



つづく