先日受けた 心理検査の中に
「一枚の挿し絵を見て、何をしている絵か答える」
という項目がありました

我が子は
描かれている絵を指差して、
分かるものの名前を答えていました





これは発達的なものなのか?

それとも 言葉を付けたいあまり、
読み聞かせでも
初めて触れる名称は、わりと指差ししながら読んでいたせいなのか


本来  読み聞かせは、指差しなんてしません
変な読み方しちゃったから?


まぁ  原因特定したところで仕方ないし
そもそも 検査結果が これからなので
どうしようもない


そんな時、一冊の良書を思い出しました!


「パンやの くまさん」

イギリスのロングセラー絵本

読み聞かせるだけで、この絵本がロングセラーであることが分かる程、絵本として素晴らしいです

もちろん毎日 読み聞かせています

この挿し絵こそ、心理検査の絵のボリューム
そして、雰囲気が同じなんです

要は、このような絵を見たら
「パンを買ってるところー!」や
「パン屋さん!」など
絵 全体を捉えて 答えそうなところを
「パン」「くま」「赤ちゃん!」等、指差しながら答えたようなものです

指差しはやめて、お話を聞きながら
自分で 絵を動かしながら ストーリーを追っていく
そんな感じになったら良いなと願いを込めて

読む度に、本当に良い絵本だなぁ〜と感心します

色彩ストレス無し
時間の経過が描かれている
ストーリーも入りやすい
楽しみ方色々な工夫
お話が終わった後の裏表紙で、また朝が来て 新しい一日が始まっている

楽しみ色々というのは、あえて文にはなっていない、絵から生まれる もう一つのストーリー

途中で、くまさんが配達先でお礼にゼリーをいただくんです
ゼリーを貰った場面で、さっそく

「このゼリー食べたの???」と質問が
(読んでる途中の 質問よくあり...)

最後の方で、夜ごはんの時
「それから、ゼリーも食べました」
と しっかり書いてありました!
もちろん挿し絵には、テーブルにゼリーがのっていて。しかも、食べる前のゼリーがね
絵には、食べる前のゼリーが描かれており、
文章では「食べました」と書かれているあたりも
実に素敵です






残念ながら、こういう配慮がなく
文章に書かれていて、尚且つ ここは描かなきゃダメじゃない?って思う重要なところが描かれていない絵本って 結構あって、
(特に 最近の絵本に多い)
そんな時には、「○○どこいったの!?」なんて質問の嵐で、勝手に説明つけて納得させ、ページを進める始末


やはり、冊数よりも 回数ですね