平成最後の日、と、あまりに連呼されるので。
なんだか気が急いてしまって、何かしなきゃいけない気がしてしまって、結局今頃タイヤ交換とかしていたりして。


四月が終わって春が終わって、平成が終わる。

やっと咲いた桜は、強い雨と風に吹き流されてお花見もできずに。


そんな事をどこか果てに置いてきた、大好きなお店で古書を開いて飲むカフェオレ。
ひと匙入れた砂糖に、ほろほろ気持ちが緩いでく。


今日はいつも人生最後の日だから、なんて歌詞を拾った耳を澄まして。
行く春の足音とか、新しい時代の足音とか、私には聞こえないけれど。
騒がしく言祝ぐ世間の声に、こんな元号の変わり目は素敵だなと思う。


やっと凪いだ雨風に、すっかり洗われた葉桜が鮮やかに薫る。
少しだけ気を付けて、時代の変わり目を跨ごう。
今日に続く明日は、いつだって本当は綺麗なはず。

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