嘘みたいに夏が去って、秋は駆け足で通り過ぎて。
朝には薄く氷が張って、張り詰めた空気が一息ごとに溶けては空へのぼってゆく。

にほんブログ村
今は冬のはじまり。
ストーブと、こたつと、モコモコの靴下。
今年最後の秋桜が、季節の名残を探すように空を見上げて手を伸ばす。
日に日に透明感を増す空に、ゆっくり忍び寄る冬の気配。
まだ、昼間の日差しは暖かいけれど。
朝には薄く氷が張って、張り詰めた空気が一息ごとに溶けては空へのぼってゆく。
外へ出て、家に篭って、繰り返して季節は過ぎて。
変わらない毎日を過ごしているようで、ゆっくりと私も変わって行く。
そろそろ今年を振り返る頃合いだと、世間の風に背中を押されるけれど。
私はゆっくり歩いてきたと、振り返っては噛みしめる。
無理はしなくていいからと、言ってくれる声に甘えて今はただゆっくり歩いてる。
動けない日も、起き上がれない日も、まだまだ沢山あるけれど。
そんな日も、きっとゆっくり進んでる。
今は、そんな風に思えてる。
ゆっくりゆっくり、今日も私は歩くだけ。
* * * * *
ランキング参加中です。
応援の一押し、お願いします。

にほんブログ村