あの真っ青な夏は、まるで無かったかのように秋風にさらわれてしまった。

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湿った空気と、遠くなった日差し。
枯葉の落ちる音、どこかで焚き火の匂い。
いつもは上社に行くので、下社はどこかよそよそしい。
だけど行こうと決めた時間に雨は止み、着いた頃には晴れ間も見えて。
少しだけ、歓迎されているのかもと自惚れたりして。
雨上がりの、日差しが注ぐ神社は好きだ。
特に諏訪大社では、いつもそう思う。
洗い立ての緑が鮮やかで、しっとりと地面から命が沸き立つようで。
神社の帰りには、お茶をして帰る。
直会の代わりの、自分ルール。
今日は大好きな友達の誕生日だから、勝手に一人で祝ったりしつつ。
『ふつう』の社会人をしていた頃には、信じられない今。
不安や恐怖の谷底で毎日泣いていた日々もあったけど、今はしあわせだと感じられることが増えてきた気もする。
まだまだ、毎日が何もしていないのにジェットコースターみたいな時もあるけれど。
不安なんて、数え出したらきっと限りがない。
でもそれをちゃんと踏み越えて、歩ける事はこうなったから知った。
上も下も見出したらきりが無い世界で、私は私の生き方を模索したらいいんだって最近はやっと感じられる。
不思議なことに誰に嫌われても憎まれても、私は私の好きに生きていこうと腹を括った頃から、私のことを好きだと言ってくれる人が増えてきた。
今では自分を抑えて一生懸命磨耗して生きてた頃より、沢山の友達や大切な友達に恵まれている。
生きてる限り、迷い続けるのだろうけど。
それでも。
私はたぶん、元気です。
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