先日の大寒波でお風呂が凍ってしまってから、温泉巡りが日課になっている。
近場の温泉も良いけれど、たまには諏訪の方まで足を運んだりもして。
この日は、下諏訪の菅野温泉さんへ。
隠れ家みたいにひっそりと、こんな通りの中にある。
場所は諏訪大社下社の近くで、街の中なのだけど。
古い番台もそのままに、町湯の雰囲気をそのまま残した下諏訪温泉。
古いマッサージチェア、ドライヤーの椅子、それからもう動かない、小さなブラウン管のテレビ。
懐かしさばかりが取り残されて、今もひっそり息づく場所。
体重計だって、こんな古い目方で。
ロッカーは、いつか学校で嗅いだ木の匂い。
モザイクアートの壁には、ドイツの城の風景が。
湯量豊富なだけあって、シャワーも全部温泉という贅沢さ。
流石下諏訪、天下の湯処。
朝の五時から夜の十時まで、無休でやっているのも有難い。
入浴料も230円と、お安いのも魅力。
ドライヤーを使いたい人は、番台に十円を持って行く。
貴重品ロッカーも無いので、貴重品は最低限だけ持ち込んで、これも番台に預かってもらう。
何から何まで、昔のままの町のお風呂。
懐かしいようで異世界のようで、ふとたまに訪れたくなる不思議な場所。
春の陽気が色濃くなれば、温泉巡りも終わるけど。
たぶんまた、不意にふらりと訪れる。
そんな気がする、下諏訪のお湯。
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