台風が、さざ波のようだった昨晩。
Sound Horizonの凄いところは、流行に左右されない音作り。

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轟々と屋根を打つ雨音と、真夜中の警報と。
市街地で川の氾濫があり、冠水して避難勧告があったようです。
滅多なことではお休みにならない学校も、今日は朝からお休みだったそうで。
それでも午後には青空が見えて、少しホッとした気持ちになれました。
新譜の時に買い逃して以来、買いそびれていたSound HorizonのハロウィンCD。
今年は思い切って、やっとの購入。
Sound Horizonとは、メインアーティストのRevo氏を中心にした楽曲集団。
アルバム、シングル一枚ごとに物語になっていて、本を読むように聴く音楽というジャンルの説明が難しいアーティストです。
歌うのは毎回、登場人物ごとに違う歌姫、声優さんなどが抜擢され、過去にはTMネットワークの宇都宮さんが参加された例などもあります。
このCDが発売されたのは、ちょうどRevoさんが新しくSound Horizonと並行してアニメの主題歌などをリリースするLinked Horizonを結成された頃。
進撃の巨人の主題歌がヒットして、紅白出場もした頃だったと思います。
その為このCDも、さり気なく挟まれた進撃の巨人のテーマソングに倣った歌詞だとか、当時の遊び心を伺わせます。
曲の感じもどこかリンホラを彷彿とさせる編成があったりして、あの頃に買っておけば良かったと少しだけ思ったけれど…
Sound Horizonの凄いところは、流行に左右されない音作り。
ZABADAKもそうですが、何年前の音楽を聴いても古びないのが特徴です。
ハロウィンの一夜をテーマにした、この物語。
毎度のことながら、歌詞カードに無い歌詞や台詞もあり。
歌っている『言葉』と、歌詞カードの『文字』が同じとも限らず。
聞き込み、読み込み、検証で深みへどんどん誘われ。
気付くとアメリカ開拓史、移民の歴史を紐解く羽目になっていて、三曲だしと侮って挑んだら危うく夜を徹するところでした。
ハロウィンの夜。
黄金のアメリカ大陸。
移民の生活、差別と貧困。
幸せと、少しばかりの夢と、優しさの詰まった屋根裏部屋が開く夜。
カボチャ頭の彼は、今もどこかで終わらないパレードの中。
夜はまだ、始まったばかり!
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