秋が進んで行きます。

山の下では、稲刈りがもう終わっていて。
天日に干されいて、秋桜が揺れていて。

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標高差があるから、いつも季節は下から上がって来る気がするけれど。

冬だけは、空からやって来る。
秋はまだこんな風に、山の下からゆっくりと歩いて来る。

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揺れる秋桜。
子供の頃、これで花冠を作るのが夢だったけど。
未だにその夢は、叶える気配がない。

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刈り取られた田んぼの稲の切り株からは、まだ緑が伸び出す。
冬までに、どのくらい伸びるかな。

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冬支度を始めようと思った矢先の、残暑の戻り。
また季節を迷って、カーディガンを取り違える。

右往左往する私のように、間違えて咲く花もあるのかな。
季節の混ざり、ゆっくりとした変換はいつだってマーブル色で明確な境目なんてない。

それでも私たちはそれを四季と呼び、名前を付けて。
そこを歩んで、季節の営みを行う。
風が吹けば季節なんてあっという間に混ざってしまうのに、やっぱり季節をそこから拾い集める。

花に、葉に、空に、雲に。
秋の音は夜を少しだけセンチメンタルにして、今日も小さく鳴く声がする。

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