8月の終わり。

最後の青空を見上げれば、高く秋の風が見えた気がした。
背の高くなったコスモスを、ヒマワリが頭を垂れて見下ろしている。

夏と秋の混ざり合う1日が、またゆっくりと過ぎて行く。

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高原の夏は足が速く、もう朝晩は寒い。
それでもまだ日中はそれなりに暑いので、着る服に迷う。
薄い上着はもうそろそろ、仕舞いどきなのかもしれない。
クリーニングに出しそびれた冬のコートが、まだ椅子にかかったままなのに。

誕生日を言い訳に奮発して買ったワンピースも、一度しか着ていない。
あれも夏物だから、早く袖を通さないと夏が本当に終わってしまう。

私の衣替えはいつだってこんな風に、前の季節を引きずったまま終わらない。

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気が付けばすっかり秋の顔をした店頭には、夏の洋服が投げ売られていて。
来年もまだ着られそうなデザインを、探すのは楽しい。

明日、何着て生きていこう?

あのキャッチコピーは、秀逸だったと思う。
明日、明後日、明々後日。
来月、再来月、そして来年。

私は何を着ているだろう。
想いを馳せる、バーゲンセール。

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服を着るなら、どんな風に?
それは、どんな生き方をしたいのか問いかける作業に似ている気がした。


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