夜の街。

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家の周りはいつも真っ暗なので、街の夜は新鮮な気分。
街灯の落とす光は死んだ光。
太陽の生きた光を模した、命のない光。

だから、それが照らすのは命のようで命でないもの。

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太陽の光の下では、見えないものたち。

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日光の落とす影は命の反対。
だけど命のない光は、何もかもフラットになる。

夜は、そんな時間。
生も死も押し並べて、境目の曖昧になる。
そんな、時間。


夏の短い夜だから。
命の季節の、ほんの束の間。
強い命の日差しの届かない、ここは夜の底。

生と死の真似事を、白々しくLEDが照らす場所。

街の夜、回遊する私という深海魚。
朝はまだ、地球の裏側。
束の間、夢を見る。

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