季節の移ろいは日々過ぎて行くけれど、紫陽花の花はそれがまた顕著だ。

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やっと咲いた紫陽花が、日々色を変えて行く。
青く、赤く、紫に。

恋心に例えたのは誰だっけ?
心変わりを花言葉に持つ花。

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心変わりは悪い事だろうか。
一途はそんなに良い事だろうか。

良くも悪くも、どちらにも美しさはあると思う。
逆に言えば、意地汚い心変わりや見苦しい一途は、どちらにしろ惹かれるものではない。

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何色に染まるのも、染まらないのも、美しくあればそれでいい。
他人から見てではなくて、自分からして。

美しくあれば、それがきっと素敵。

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何色に染まろうか。
何色を選ぼうか。

美しく、私が心躍る色は何色か。

万華鏡のように、移り変わる色でもいい。
柔軟に美しく、心を持てる人になりたい。

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