ずっとずっと、流れていた音楽。
私の耳に、脳に、血の中に。

音は鼓動になり、命を運ぶ。
身体の中に、心の中に。
音楽が流れている。



あの日、その声を聴きに行ったこと。
忘れないし、その音は私の中に流れている。

水を飲むように。
パンを食べるように。
鼓膜を震わせた音が、私の血肉に変わるから。
それは私の一部だし、例えば身体が朽ちたとしても、きっとたましいになる。

私はそれまで、聴き続ける。
歌い続ける。
この音楽で、たくさん空気を震わせる。

この風に、大気に、たくさん音が融けるよう。
ダイナモにかき消されないように。


星は「歌う」。
恒星のプラズマのなかで、音の放出に非常によく似た物理的メカニズムが生じるそうだ。

{5AE2225D-3E71-420D-AD43-927D6BED8ECE}

あの日から、一年。

星は歌っていますか?
そこは音楽にあふれていますか?

空気の震える音も、宇宙に届くのなら。
私は今日も、歌を口ずさむ。

* * * * *  

ランキング参加中です。 
応援の一押し、お願いします。

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村