久しぶりに、朝から雨の音が強く叩きつける日だった。

梅雨とは思えないような晴天続きの乾いた空気や、地面があっという間にそれを吸い込んで行く。

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夕方、雨上がりの空に、かすかに夏至の匂いがする。

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洗い立ての世界に、一番長い日が暮れて行く。
とうとう夏に至り、天頂は今日からまたずれて行く。

そんな日に朝から雨が降るのは少し勿体無い気もしていたけれど、こうして洗いあがった薄明を見ているとそれもまた良かった気がした。

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ぬるく混濁した季節を患った空気が、すっかり流されて夜が来る。
明日、新しい始まりの朝はピカピカの緑が眩しそう。

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想いを馳せる、パンケーキ。
満月みたいなバターが溶けて、夜みたいな珈琲に砂糖が溶ける。

雲が晴れたら、きっと空もこんなふう。



さあ、夏を迎えに行こう。

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