高校生の時は図書館が大好きで、放課後は毎日図書館にいました。
図書館の好きなところは、知らない本がたくさんたくさんあるところ。
出会いが数え切れないくらい、待っているところ。
もちろんその中には既知の本もあるけれど、それも再会が楽しみで。
私の貸し出しカードは三年間で10枚を超えて留めきれなくなって、左端に穴を開けて赤いサテンのリボンで結んでありました。
あれから、たくさん季節が過ぎて。
元々途中で読むのを止める、と言う芸当ができるようになったのがようやく最近で。
それまでどんなに厚い本でも、一息に読まないと気が気じゃない性質でした。
今は一章ずつ区切ることがやっと出来るようになったけど、それでも世界が途切れるのが苦手で。
もっぱらたまに読むのは、短篇集になりがちで。
それなのに長い本を夢中で読む集中力が衰えてしまったので、もう昔のように読むことは出来ないのかも知れません。
そんな、哀愁を抱えながら。
こんなものを、見つけてしまって。
図書館の本の後ろに、昔は当たり前についていたカードポケット。
貸し出しカード。
寄贈書印を模したシール。
最近はコンピュータ管理が当たり前なので、懐かしい品々。
私が本に心を捧げていた頃の。
カードは便箋がわり。
ポケットは封筒がわりに。
シールはその封印に、使ってみようと買ってみました。
三鷹は点滴堂さんに手を取られ、今やそこから行きたいお店が増えて行く。
そしてそれに応えるように、素敵なお店が顔を出す。
そんな素敵な街だから、ついつい通ってしまいます。
梅雨空に思い馳せる、夏の始まり。
雨が止んだら、きっと。
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