恋はみずいろ。

その言葉を聞いた時、思い出したのは原曲より先に小島麻由美の『はつ恋』だった。



どちらもセンチメンタルで、甘酸っぱくて。
それから、みずいろ。

私の初恋はいつの事だったか、もうよく覚えていない。
記憶を細々手繰り寄せれば、そうかと思う事柄もいくつか思い当たるのだけど。

でも例えば思春期のそれなどは、恋なのか憧れなのか、恋に恋していただけなのか怪しいところ。


親愛と恋愛と友愛の境目は、いつも怪しいもので。
プラトニックなそれは、どこにも違いが見つからないような気がする事もある。

もし肉体が朽ちたなら。
遠い未来、ロボットに脳を移植するようなSFが実現したなら。

性愛を失くした人たちは、それでも異性を愛するのかは甚だ疑問ではあるし。
例えばネット上で異性をことごとく卑下してみせる人たちなんかは、さっさと異性愛を放棄してしまえばいいのにと思う。

心だけで人を愛したら、愛はとても広く深いものになるのかもしれない。

良くも悪くも私は恋愛というものに疎く生きているので、幸か不幸か異性に恋焦れたり我を忘れるほど恋したりと言う経験がない。


恋はみずいろ。
それはそんな私にも、どこかしっくりくる色に思えた。

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手の届かない空のような色。
どこまでも澄んで、透明な水の色。

手の届かないそれを思うと、少しだけ私の気持ちもみずいろに染まる。

2017.5.24 - 6.4 

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