三鷹には、素敵な場所が隠れている。
あの路地を曲がったら、細い入り口を覗いてみて。
鈴蘭の花に誘われて、本棚仕立ての階段を上ったら。
古本屋さんで、カフェで、ギャラリー。
私の大好きでたまらない、点滴堂さんの入り口。
甘い甘い、砂糖菓子のような部屋。
ここにはもう、春が来ていました。
少女の足取り。
乙女の夢。
カフェオレ、クッキー、うさぎさん。
この日はちょうど、お菓子がモチーフの企画展の最中でした。
アイシングクッキーを模したアクセサリーに、うさぎさん。
飴玉、いちご、チョコレート!
食べられそうで、食べられないお菓子は心の中を甘くする。
本棚を眺めるだけで、幸せになる場所。
一冊一冊に、甘い夢が詰まった場所。
小さな部屋の中、広がる夢の世界!
どれを手に取ろうか迷った私を、誘うみたいな窓の光。
この部屋の中で起きること、その全てが夢仕立て。
まるであの小説みたいに。
背表紙をたどるのは、地図をたどるのと似てる。
心の旅路を、夢見るように。
甘い時間。
甘くて優しい、夢を見る。
心に火を灯すように。
点滴堂の夢を見る。
* * * * *
ランキング参加中です。
応援の一押し、お願いします。

にほんブログ村