しろい、しろい、地面のむこう。

青い空と地面の境目。
満開の風花が、けぶるように舞っている。

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山は蒼く、地平を空へ押し上げて。
織り混ざる白と青。
冬の景色。
冬の匂い。

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冷たい空気の中を歩くのは嫌いじゃなくて、よく冷えた風が頬を冷ますのは心地がいい。

赤い手袋。
北欧の模様。
アスファルトは氷の下。

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牧場に、牛と馬。
枯れ草を食みながら、青空の下。

柵に積もった雪に手を伸ばしたけれど、積もった雪に足を膝まで取られて叶わなかった。

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帰り道、パン屋さんに猫がいた。

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グレーズのかかったケシの実のデニッシュと、紙のコップのミルクティー。
窓の外には、まどろむ猫。

しあわせな時間。
やさしい時間。


ゆっくりと冬は満ちて、やがて春へと引いて行く。
今しか見れない景色があって、今しか聴けない音がある。

だから、歩く。
ここから、そこまで。

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ゆっくりと、ゆっくりと。
急げない私は、抜き足差し足で。

今日もまた、一歩、二歩。

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