三連休、一日目。

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天気は不安定だけど、曇り空から雨はまだ落ちないようで。
ならば今の内にと、映画館まで足を運んできました。
連休初日ということで、ごった返す映画館ロビー。
観たかった映画は、『君の名は』です。
例によってネタバレを避けますが、この映画、予告の時点では観るのを渋っていました。
青春甘酸っぱい系ラブコメかな?と。
恋愛ものは苦手なので、避ける傾向のある私。
まして青春甘酸っぱい系ラブコメなら、私はいいや…と思っていたのですが。
だけど信頼の置ける人たちの評価が高く、何より新海監督は長野の人。
ヒロインの少女の住む町は岐阜の高山の方に位置していますが、その町のビジュアルモデルはなんと諏訪だとか。
地元が絡むということもあり、観に言った映画。
新海監督の得意とする、美しい背景描写は匂いを錯覚するほど。
田舎と東京を行き来する舞台だからこそ、より感じられる『空気』の差。
『空気』『匂い』を感じる映像って、私は初めてかも知れません。
ストーリーも、起承転結の「そうきたか!」の気持ち良さがあり、想像していたのとは随分違いました。
ライトな恋愛ものかな?と、思わせておいて。
テンポの良く二人の少年少女の時間は重なり、周囲の人間関係や環境もそこに自然と盛り込まれて行く。
組紐に込められた『結び』の意味。
赤い糸の暗喩。
思い出せなくなる『夢』のリアル。
そうした上での、どんでん返し。
お見事でした!
クライマックスの辺り、私としてはもう少し描き込んで欲しかった部分はありますが。
映像美、音楽の絶妙さ。
それらを含めて、満足できる作品でした。
映画の後は、近くの喫茶店で休憩。
植物標本みたいな、ハーブティー。
今は余韻を噛み締めながら、雨音に記憶を委ねて反芻しようと思います。
ゴジラといい、良作続きの映画館。
『怒り』と『スーサイド・スクワット』も気になるので、観に行けたらいいけれど。
でも終わる前にもう一度、『君の名は』を観に行くのもいいかな、なんて。
思う私がいるのでした。
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