ゴジラが好きすぎて、ゴジラのテーマ曲だけで血湧き肉躍る今日この頃。
3回目の感想はネタバレ注意!!
構わない方のみ、以下スクロールして下さい。
全体をまず浴びる一回目、ストーリーを把握して理解する二回目、三回目は補足や角度を変えた見方ができるようになってくる訳で。
会議ばかりの映画と言われていますが、端々に織り込まれた人間模様が見えてくると面白いですね。
無駄な人が一人もいない。
全員が、やれる事の最善を尽くしている。
無駄に見える会議も、虚構を前にしたらゴジラの存在を主張する矢口さんの方が現実的に考えたら異端です。
「それ、どこの部署に言ってるの?」の台詞とか、日本らしくていいですね。
その後の動揺からの立ち直り、対策はむしろスピーディ。
官僚の本領発揮が醍醐味です。
一回目見た時からやっぱり気になるのは、ラストの尻尾ですよね。
ネットレビューでは博士だとか取り込まれた人だとか意見があるようですが、一見しただけで四、五体確認できるので博士は無い。
また、背びれがある個体が確認できるので、取り込まれた人というより新たなる生命体の可能性が高い気はします。
ゴジラの総攻撃の後、休眠状態のゴジラの尻尾がパリン、と落ちる描写があるのであの時点でフラグが立っているのが気になるところ。
確実に次につなげる要素だけど、この分だと次回作にキングギドラとかラドンが出る可能性低いなぁ…
物心ついたときから、兄の影響でゴジラのカセットテープや怪獣図鑑、ゴジラかるたで刷り込み教育されてきた私。
そんな理由からもゴジラ大フィーバーな私ですが、幼少期から一番好きな怪獣はラドンです。
マッハ3で空を飛ぶ!
かっこいい!!
キングギドラは文句なしにかっこいいけど、キングギドラ好きっていうとキムタク好きっていうみたいなミーハーさがあるからなんかヤダって思った三歳児。
三つ子の魂百までも。
ゴジラでこれだけ大興奮しているので、キングギドラとかラドン出たら過呼吸で死ぬかもって思ったけど、過呼吸では死なないから落ち着けと言われた。
落ち着け水ください。
で、ゴジラですが。
海の中にいる第一形態。
上陸したての蒲田さん。
取り敢えず立ってみたけどあんよがおぼつかない品川さん。
大きくなって再上陸の鎌倉さん。
(イラスト すいうさん@JD_merry__G のTwitterより)
個人的には、品川くんが好きです。
ヘリと見つめ合って、「?」ってなってるのが可愛い。
あの丸い目のせいか、どことなくトボけた印象なのが可愛いんですよね。
基本ゴジラは災害で、赤坂さんは最後までゴジラをゴジラと呼ぶことは無かった。
あくまで自然災害と同列に扱い、現実を見ろと矢口さんに繰り返す彼が総理代理に発する「もう好きにしたらどうですか」の言葉の重み。
細かい人間模様、掘り下げたらもっと気づきがありそうです。
自衛隊の総攻撃を受けて尚、無傷だったゴジラ。
米軍の一撃で、それが一転する。
それまで歩くだけだったゴジラが、あの一撃を経て攻撃…もとい自衛を身に付けた。
ゴジラは台風のようなもので、通過するだけで破壊してしまうので人間からしたら災害なわけだけど、ゴジラは「攻撃」しているわけでは無い。
最初のビームも、反撃もとい「いたーーい!!」に見える。
その後のビームも全て「反撃」で、自ら攻撃を加えることは無い。
ある意味、自衛隊に似ている。
ゴジラは、日本なのかも知れない。
現実(日本)VSゴジラ(虚構)と言う宣伝文句。
そこに意味を見出しそうになるけれど、相手が庵野監督なのでエヴァの二の舞は避けたい。
考察を灰燼と化すのは彼の十八番です。
で、分からないのは何でゴジラは都心が好きなのかな。
「なんでこっちにくるんだ!」ごもっとも。
新幹線爆弾、在来線爆弾が燃えすぎるんですが、満員電車に耐えうる車両の積載重量は一両につき18tとかで、同量近い火薬を積載したとしたら自衛隊の総攻撃にも勝る威力は納得。
(それでもゴジラを転ばす事しか出来ない訳ですが)
あのシーンが大好きで、繰り返し何度も見たい。
自衛隊総攻撃と言い、「好き!」の詰まった映画だと思う。
何度見てもワクワクする、少年の心を思い出すような…少年だった事ないけど。
自衛隊出動の時、真っ先に発進する青森の空自戦闘機。
そこから陸自総攻撃を受け、締めに到達する戦闘機のタイムラグの細かすぎて伝わらない萌えポイント。
ミリオタでない私がそんなところで感心したり他にも細部で萌えたので、ミリオタの人の見解も知りたい。
最初の上陸で吹っ飛ばされる京急に、「京急ーーーーー!」って叫びたい。
ロケット弾着弾カウントダウンを一緒にやりたい。
「総理ーーーー!!」って叫びたい。
そして何より、ラストに拍手したい。
応援したすぎる。
発生可能、サイリウム持ち込み可能な応援上映が、全国に広まることを祈ります…
新宿での24日の女性限定発生可能上映も、平日にも関わらず3分で売り切れだそうですし。
(第一回目のチケット戦争は大敗しました)
応援上映は中毒性もあるので、映画館側もリピーターが見込めて儲かるし、もっと全国に波及しても良いと思うのですよね。
考察好きの血も騒ぐけど、単純に燃える映画としての側面が強い。
何度も見たくなる映画。
すっかり術中にハマって、悔しいけど面白いです……
補足。
世の中尾頭さん人気が高いけれど、それでも私はカヨコを推したい。
尾頭さんも魅力的だったけど、折角の女性二人。
二人の絡みもちょっと見たかったな、なんて思ったり。
二時間がこんなに短いなんて。
悔しいけど、完敗です。
4回目、観れるかなぁ。
同じテンションで観れる人と、終わった後語り合いたいです。
尚、こちらの考察が素晴らしいので一読の価値あり。
これだからネットはやめられない…
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