前に紹介させていただいた、こちらの漫画。

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いよいよ、映画の公開日も決まったようですね。
丁度お勧めした友人から、『読んだよ、とても良かった!』と感想を貰ってこっそりガッツポーズを握る8月15日。
改めて、推させて頂きたくリブログです。
いつ、いかなる時も、そこにある『日常』。
それこそが尊くて、かけがえが無い。
優しさで描く、あの時代。
そこにある、日々の息吹を。
子供の頃、何故か強く惹かれて原爆や対馬丸やひめゆり部隊の本ばかりを読んでいた事がある。
自分と同世代、もしくは少し上の子供達と呼ばれる世代の人々が犠牲になった実録の手記であったり記録であったり。
粉飾なく、記録的であればあるほど良かった。
そう言った本の巻末には、決まったように犠牲者の名簿一覧が載っていた。
私は、そこにいるはずもない知り合いの名前を探して、隈なく目を通すのが通例だった。
あれはなんだったのだろうかと、今となっては思う。
確か10歳やそこらの頃の話だ。
例えば私なら、祖父母に聞けば当時の話を聞かせてもらえたのにとも思う。
だけどなんだか、聞いてはならぬ事のような気がして聞けなかった。
戦争は悲惨だ、凄惨だ、と言う側面ばかりが強かったからではないかと、今では思う。
今なら、聞けそうな気がする。
暮らしの話。日々の話。
どんな仕事をして、どんな道を歩いて、どんな花が咲いていたのか。
今はもう、聞けないけど。
先日、高台にある小学校の南の土手がマーガレットの花で満開だった。
登って行くには困難だし、小学校に侵入する訳にもいかないので遠目に眺めて綺麗だね、と呟いた。
すると母があれは昔、防空壕を埋めた後にみんなで植えたのよ、と教えてくれた。
今は満開の白い花で、埋め尽くされた陽の当たる場所。
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