先日、とある山の淵に足を延ばしてきました。

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深緑の奥に碧の淵が臨むような、そこは毎年訪れる秘密の場所。

懇々と水を湛えた緑が深々と連なり、人里の喧騒など遥か彼方に閉ざしてしまう。


その鮮やかなコントラストには、いつ来ても溜息を漏らしてしまう。
家からは遠路はるばる山へと分け入るような場所ですが、毎回来て良かった、と思える場所です。

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長野の南の方には、こんな緑深い場所がたくさん残されていて。

八ヶ岳山麓の透き通った空気感とはまた違った、密度の濃い緑に圧倒されます。


道すがら、獣に会うのもいつもの事で、猿は珍しくないし今回はカモシカにも会いました。

道をまどろっこしく渡る姿に、つい噴き出してしまったりして。


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水のほとりで遊んだり、山の囁くような風音に耳を澄ませたり。

遠く山麓の木々が、風に揺れるのが好きです。
まるでひとつの生き物みたいに、緑がわさわさと蠕く様が好き。

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山の裾には、かつての森林鉄道の名残が。

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錆びたレールは、重ねた時間を運んで。


時にはこんな、深緑紀行。
次に来るのは、夏の終わりかな。
その頃私は、何をしているんだろう。

レールの果てに思いを馳せて、少しだけ風に耳を澄ませて。

夏の蕾の開く音が、もう少しで聞こえそうです。

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