諏訪大社、上社(本宮、前宮)と下社(秋宮、春宮)。
合計四社あるお宮の四隅に、最高で長さ17m、重さは数トンもある合計16本の柱を山から人力で曳き運び、最後に建てるお祭り。

『諏訪大社 御柱祭』

七年に一度開催される、天下の奇祭。
前半は、四月の頭の『山出し』。



五月に入ると、後半『里曳き』です。


五月五日に上社の御柱が終わり、残すところ下社の里曳きを控えるのみとなりました。


そのちょっとの間に、また少しこぼれ話などをつらつらと。

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御柱の翌日、凛と建つ『本宮一』の御柱。

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こんな巨木が六日の工程を経て、八ヶ岳からここ諏訪大社上社まで運ばれてきました。

途中には急坂を滑り落とす『木落とし』があり。

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また川を渡る『川越し』があり。

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建て御柱では、今回は残念な事故も起きてしまいましたが…

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沢山の危険を伴うお祭りですので、年初めから参加する人たちは幾度も練習を重ねます。
安全のための策を講じ、繰り返しそれを確認し、六日の工程を終えました。


男の人達がそんな体当たり、命懸けのお祭りに挑むに当たり、女性達もサポートに回ります。

そんな中で、私が好きなのが『お守り袋』。

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リリアン糸で編まれた袋には、お守りが入れられます。
これは私のお守り袋。
私の地区の担当した、柱の破片が入っています。


お母さんやお嫁さんが、子供や旦那さんのために編んだりするのが慣わしで。
私はまだ編めないのですが、いつか地元に嫁ぐご縁があれば編んでみたいですね(笑)


編み方は色も模様も様々で、それを見るのも今回は楽しみでした。
何人かの人に声をかけて撮らせて頂きました。

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これは凝った華やかな柄!

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シンプルながら、色が綺麗なドット柄。

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同じ柄でも色が違うと、違った印象。
ピントがボケてしまいましたが、これは年季が入っていました。

前の御柱から、引き継がれてきたのかな?

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こちらは男らしい、赤と黒の格好良さ。
編み方も独特です。

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これは色が可愛くて素敵!
細かい配色が凝っています。

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こちらは伝統的な、渋い色柄。

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色遣いにセンスの光るものも。

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二つ、三つと持っている人も。

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腰に下げると、こんな感じ。
垂れた長い紐が揺れるのも、可愛いんです!


安全祈願の祈りを織り込み、編まれる伝統のお守り袋。
どうしてその色を選んだのか、どうしてその柄を選んだのか。
きっと作る人が、提げる人の事を思って。
一目一目、編んだのでしょうね。


ニュースにはならない、でも色鮮やかな伝統。
静かに息づくそんな祈りが、私は大好きです。

どうかこのお祭りが、また七年後も華やかに行われますように。
何十年、何百年、歴史を連ねますように!


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