七年に一度開催される、天下の奇祭。
諏訪大社『御柱祭』の、最終日。

前半は、四月の頭。


諏訪大社、上社(本宮、前宮)と下社(秋宮、春宮)。
合計四社あるお宮の四隅に、合計16本の柱を山から人力で曳き運び、最後に建てるお祭りです。

上社と下社で、合計12日間。
四月の前半『山出し』が終わり、『御柱屋敷』で一ヶ月お休みしていた御柱。

五月に入り、いよいよ後半『里曳き』が始まりました。

上社前宮の建て御柱を終えたので、いよいよクライマックス!

例によって午前中は体調ドン底だったので、午後一時過ぎにようやく気力と体力振り絞り。

一路、向かった諏訪大社上社本宮は…


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すごい人の波!!
昨日の前宮も多かったけど、流石メインの本一は観光客の数も違います。
迂闊に立ち止まることさえ許されない、人の多さ…流石本宮。

そして鳥居の奥では、正に一番大きな『本宮一』の柱が建てられている真っ最中。

なんとか居られる場所を見つけたものの、流石本一。
ビューポイントは人で埋まり、鳥居や手水舎の陰で御柱が見えない~!
でも空は天晴れな日本晴れ…

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柱が見えない代わりに、柱を建てるためにワイヤーを巻き取っている?若衆は良く見えました(笑)

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裏方作業も大変です!
そして花火が上がり、御柱が建った…らしい(笑)
なんとか人の隙間から撮れた写真が、こちらになります。

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『未来曳行』と書かれた大きな幕が広げられ、高さ17mの『本宮一』の柱が見事に直立しています。

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立派な『本宮一』の柱が、無事に建つことが出来ました。


そして私は、足先を東へ…
混乱する境内を横切り、ふらり隣の『本宮二』の柱へ!

前宮と違い腰を落ち着けることが出来ないので、逆に動いてみます。

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すると、お見事!
山吹色に染められた氏子さん達に囲まれて、建て御柱の終わった『本宮二』の柱を正面から見ることが出来ました!

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普段は保護されて近寄ることのできない、贄かけの欅も今日は解禁。
御柱にも負けない立派な欅の樹は、諏訪大社本宮で私のお気に入りです。

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すでに建て御柱の終わった柱は、後片付けの真っ最中。
氏子さん達が見守る中で、慎重に足場などが外されていきます。

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綺麗に整えられた、根元がこちら。
これから七年間、しっかりと建っていることでしょう。


本宮は裏手が山になっているので、三と四の柱は見に行くことができませんでした。
後日境内の中から、眺められたらと思います。

こうして幕を閉じた、諏訪大社上社の御柱。
里曳きの三日間も終え、お祭りもここで残すは下社の里曳きを残すのみ。

終わりのようで、これは始まり。
新たに建った柱が、良くこの地を治めますように!


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最後に、三日間どうしても食べたかったカキ氷を…
日が傾いて寒かったけど、無理して食べました(笑)

カキ氷のシロップは、イチゴ一択。

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そして大好きな、金魚掬いの屋台。
掬いはしませんでしたが、金魚の泳ぐ姿が好きなのです。

ずっと御柱を追いかけてきたので、最後の最後で屋台を冷やかしてお祭りの気分を味わってきました。


明日は余力があったなら、上社にこれまでの感謝を籠めてお参りに行けたらいいな。

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お守りに頂いた、『本宮一』の欠片をお土産に。

私の諏訪大社上社の御柱は、こうして幕を閉じました。
三日間、晴天に恵まれた皐月の空に。

諏訪の祈りが、満ちますように。


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