諏訪大社には、上社と下社があります。
諏訪湖を挟んで、東に上社。西に下社。

同じ『諏訪大社』ですけれど、実は文化や形式に大分違いがあります。

そして私は上社の氏子なので、下社の事はあまり知りません。
そのくらい、上社と下社の間には隔たりがあるのです。

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とは言え、同じ諏訪大社。
そして七年に一度の御柱祭。

一度くらいは、ちゃんと下社の御柱も見てみたい!!と。
昨日、車を走らせて来ました。


下社の御柱と言えば、やっぱり有名なのが木落しです。
上社の御柱と違って、下社の御柱にはメドデコと言うV字の棒が付いていません。

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こちらは上社の御柱。

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こちらが下社の御柱です。


下社の御柱は正真正銘『巨木の丸太』です。
そして、木落坂も上社より長くて急斜面!

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この高さ!

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そしてこの斜度!

御柱の前に降りてくる旗持ち、綱持ちの人達も次々滑ったり転んだりして落ちる落ちる!



人も落ちるけど、落石なんかもあるので、坂の下には機動隊…?

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犬の頭くらいのサイズの石が落ちていったりするのを、ガードしていました。
危険なので、下の道路にも人は入れません。


メドデコが付いていない分、軽くて真っ直ぐな丸太。
それが猛スピードで、この斜面を駆け下りるのです。

そのため見られる場所にもかなり制限があり、15000席と言う観覧席は満員御礼。
近くに寄るのも、危ないからと規制線が張られ立ち退きを命じられます。


ところが運良く、斜面の真横の山の中に陣取れた私。
本当に、こう言う運の良さだけは自信があります。

なので、横から観られました!
これが、下社の木落しです。



上社の木落しが華やかさなら、下社の木落しはスピード感。
共に勇壮ではありますが、その質が違って全然違う楽しさ!

圧倒される力強さ。
祭の熱気を、正面から浴びてきました。


御柱に乗る人達も命懸けですが、観ているこちらも中々命懸け…と言うか、私のいた場所が本当に山の中だったので。

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木落し坂と、まったく同じ斜度の山の中。
(真横なので当然ですが…)
前日の雨で泥濘む足元。時折落石。

誰か一人、バランスを崩して足を滑らせたら全員雪崩れて大惨事だな…と言う緊迫感。
一時間も立ちっ放しでそこにいると、連帯感が生まれるんですね!

隣同士で声を掛け合い、助け合い。
まさかのこちらも一致団結で、観客一同祭を乗り越えて来ました(笑)

本っ当ーーーーに、怪我人など出なくて良かったです。


上社と下社。
同じ諏訪大社なのに、全然違う御柱。

近くて遠いお隣さんを、観に行く事ができて本当に良かったです!

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五月にある里曳きも、やっぱり違う上社と下社。
勿論上社は行くとして、下社にも行けたら良いな。


七年に一度。
それをちゃっかり言い訳に。

お祭り気分を楽しむ気、満々な私です。


* * * * *


ところで毎日15時を目安に記事を上げてきたこのブログですが、今日から19時頃に更新時間を変更する事にしました。

記事を上げやすい時間の試行錯誤をしているので、取り敢えずの処置ですが。
ひとまず、よろしくお願いします。


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