今日は朝から雨、雨、雨…
あんまりな大雨振りに、出かける予定も気持ちが萎んでお家でストーブつけています。
蕾はふっくら丸く春を孕んでいるけれど、もう少しだけ夢の中にいたいみたい。
けれどメディアを点ければ、どこもかしこも桜の便り!
色は匂へど散りぬるを…そんな唄さえ、聴こえるようで。
そんな世間に焦れに焦れ、今年もやっぱり待ち切れなくて。
桜前線の、手を取りに。
昨日は山梨へ、南下してきてしまいました。
そんな、懐かしい唄を思い出しながら。
桜前線の、その先へ。
今が桜の真っ盛り!
山梨県、武川町。
二千年の樹齢を誇る、実相寺の『神代桜』を観にやって来ました。
樹齢を重ねた太い幹は歴史の跡が刻まれて、それでも尚今年も花が満開です。
ツアーバスも何台も乗り付け、屋台も並ぶお祭り騒ぎ…の筈ですが、浮かれた人々は行き交うもののさほど揉まれた気もしないのが不思議なところ。
広さのある境内に、人が散っているせいでしょうか?
ゆっくりと賑やかに、桜を愛でられるスポットです。
平日に来たのは初めてですが、土日の時も然程印象は変わらなかったので、お寺と言う場を皆さんお行儀よくわきまえているのかもしれませんね。
花のシャワーが地面まで届き、内に入れば夢のような景色です。
他にも水仙の花畑や、他の花々も咲き揃っていて正に春爛漫の風情。
正真正銘、春そのものを堪能してきました。
ありがたい事にそんな人向けの御朱印が頂けたので、御朱印帳に貼らせて頂きます。
境内は一杯の桜なので、前に一度散り際の風の日に、見事な桜吹雪を見せて頂きました。
もしかするとこの週末頃、そんな光景が見られるかもしれません。
ちなみに幼児の歩みと同じ速度と伝え聞く、桜前線。
今丁度、山梨と長野の県境辺りですれ違いました。
これから八ヶ岳を登ってくるまで、咲いては散る桜の花を喜び惜しみ、楽しもうと思います。
『咲』という字は、『笑』と言う意味も持つのだと、漢和辞典で知りました。
花が咲くように、笑う。
その微笑みに、そんな意味を乗せて。
私の元から旅立ったあの子を、思い出しながら。
さくら、さくら。
いろはにほへと、ちりぬるを…
にほんブログ村







