踏み出した一歩が、何処へ向かうのか。
その先に一体、何があるのか。
未来はいつも、つま先の向こうにあるものだと思っていました。

時間は後ろから流れてきて、前に向かって流れていくのでしょうか。
それとも逆に前から流れてきて、後ろへ流れ去るものなのでしょうか。


私は自分が流されて行くイメージが強かったので、ずっと前者のイメージでした。
前へ、先へ、流れてゆく本流の中に、源流に背を向けて立っているイメージ。

だけど過去は後ろに流れ去っていくから、逆に未来が前から流れてくるイメージの人もいると知って目からウロコがポロポロと。


もちろんどちらが正しいとか、そういう話では無いのですが。
人のイメージとは、面白いものです。

もしかしたら、その人の生き方にもよるのかも知れませんね。

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コーヒーにお砂糖とミルク。
どっちを先に入れますか?


たぶんきっと未来の方向なんて、そんな些細なことのひとつ。


踏み出した一歩が、何処へ向かうのか。
その先に一体、何があるのか。

人生はいつだって、分からないことばかり。
ならばせめて、好きな方へ。

私はコーヒーにミルクは、砂糖を入れた必ず後に。
砂糖を溶かす渦巻きの湖面に、白のマーブルを描くように。

黒い不安も白い希望も、マーブルに溶かして飲み干してしまおう。
苦いのも、甘いのも、カップの中では溶け合って。

せめてそれを楽しめるくらいには、大人の舌を持ちたいものです。