100年前に、魂の重さを測った博士がいたそうで。映画のタイトルにもなった、その重さは21g。

けれど実験に科学的な信憑性が無かったそうで、真偽のほどは闇の中。
魂に重さがあるのか否かは分かりませんが、体感として心に重さはあるようです。


不思議なもので、気持ち一つで心は重くなったり軽くなったり。
体重計でも測れないのに、何故か感じるその重さ。

同じように、測れないのが言葉の重さ。
軽々しく放てる言葉があったと思えば、口を開くのも重い一言があったりする。

不思議ですよね、そこには何の質量もありはしないのに。


重い気持ちで扉を開けて、重い心を引きずるような日もあります。

だけど、ほんの軽口ひとつで。
何気なく交わし合う、言葉のやりとりで。

不意に心を、持ち上げてくれる人がいる。

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重さもないはずの心には、何故か温度もあるようです。