子供心に憧れていたのは、アールグレイとオレンジペコ。
アールグレイは今ではファミレスのドリンクバーでも見掛けるメジャー選手になったけど。
オレンジペコは、今も当時も中々見当たらなくて。
今はもう無い小さなスーパーの隅っこにあった、紅茶を量り売りするお店で買ってもらったのを大事に飲んでた記憶があります。
そんな『高級品』に比べ、手に入りやすかったのが日東紅茶のティーバッグ。
スーパーに箱で積まれたそれが、我が家のスタンダード紅茶でした。
特に好きだったのはアップルティー。
甘党の私は、そこに砂糖をたっぷり入れて。
けれど時々親に連れて行ってもらった紅茶専門店に大人になってからも定期的に通い、本格的な紅茶の味を覚えて行くに従って段々手に取らなくなったティーバッグ。
紅茶好きを知る友人たちから折々に贈答用の紅茶を貰い、また東京まで足を伸ばして憧れだったルピシアに手が届くようにもなって。
(今では山梨に出店しているので、日帰りで買いに行けるようになりましたが。軽井沢にもありますが、甲府の方が近い我が家)
ドライフルーツや花弁で色とりどりに着飾った紅茶葉の、甘い香りが魅力的。
馥郁とした澄まし顔の茶葉に憧れながら、お菓子のような茶葉に惹かれてしまうのは子供の頃のアップルティーの思い出のせいかも。
久し振りにスーパーで、日東紅茶のティーバッグを買ってきました。
今はもう、アップルティーだけの箱は無いようで。
楽しみながら、味わいたいと思います。