自然の中に住んでいると、春夏秋冬その姿に飽きる日がありません。
鮮やかに色とりどりな花。
芽吹きの春から雪原の冬まで、自然はいつも華やかに楽しませてくれるのをこのブログでも少しずつ紹介しているのですが。
やっぱり、冬は雪の花や氷の花の話題が増えますね。
でも今日は、こんな寒い季節に今が旬!
私の大好きなアネモネの花。
地元に作っている農家さんがあるので、子供の頃から馴染み深い花なんです。
地中海原産の花なのに、こんな信州の高原で冬に出荷されるなんて、ちょっと連想できませんよね。
鮮やかに色とりどりな花。
パリッとした原色に加え、グラデーションの種類が多いのもアネモネの魅力。
うっかり水が足りなくなるとすっかり項垂れるのに、水をあげるとすぐに背筋を伸ばす反応の速さも、なんだか意思疎通ができてる感じがして楽しいんですよね。
(水を切らすのはいけませんが…)
そんな姿に、より強く親しみを感じるのかもしれません。
アネモネの日本名は『牡丹一華』、または『紅花翁草』。
どちらも赤い色を思わせる名前で、やっぱりアネモネの代表色なのだと感じます。
語源はギリシャ語で、風を意味する『Άνεμος (anemos)』。
一足早い春の色を届けてくれた、鮮やかな風です。