『おやき』と言えば、信州を代表するグルメのひとつ。
旅行される方などは、サービスエリアの露店なんかでも買ってみたことがあるかも知れませんね。
やや平たいお饅頭のような見た目に、中は野菜を中心に肉まんに近い具が取り揃っています。
ところでこの『おやき』、信州名物と言われていますが、実際は北信地方に分布している食べ物です。
流通経路の発達もあり他の地域でも売られるようになりましたが、中信や南信地方ではお土産やさんなどで観光客向けに売られている感じで…
少なくとも私には、『地元食』感はゼロなんです。
それもあり、私はおやき文化にほぼ触れずに生きてきました。
サービスエリアとかで、売ってるなーくらいの認識。
そんな私に、新たなカルチャーショックを与えてくれたのがこの、『灰焼きおやき』です。
ソフトボールくらいあります。
そして、硬い!
かなりハードタイプで、多くのおやきとは全く異なる食べ物。
でも、実はこちらが『元祖』なんだとか。
灰の中に埋めて焼く製法が今では新しく認可されることがなく、長野県西武に数店舗を残すのみだとか。
渡された時点では冷たくて硬い、まるでボールのよう。
それをまずは、レンジで3分ほど温めます。
大きいので中まで温まったか推測して、足りなそうなら更に加熱を。
その次はオーブントースターで、表面がカリッとするまで焼きます。
少しの手間がかかりますが、これが大正解!
表面はカリカリで、中はジューシー!
味噌味の主張が強く、なかなか食べ応えがありす。
もともと大きいのもあって、一個食べたら満腹に!
美味しかったです~!
後継者がいなければ、消えてゆく運命の『灰焼きおやき』。
どうぞ、手遅れにならない内に食べに行ってみてください!