☆祈りの力について☆



          ao

私は、なぜかずっと「祈り」について興味があります。


「困った時の神頼み」ではないですが、日本人も何かあると、神社へ行ったり、初詣に行ったり、~参りなどをしたりしますが、「祈り」にはどんな力が秘められているのでしょうか。


小さい頃「神様お願いします!」と祈ったことが何度もありました。空を見上げて、お星様やお月様にお願いしてみたりもしていました。小さなことで言えば、「今日も無事に過ごせますように」とか、「何々がうまくできますように」とか、そういうお願い事をし、守られていたと思うことはありましたが、それでも、私の中には、「どうしこれは実現しないの?!!」という思いがずっとありました。


人生については、小学生の頃から色々と考えるとこがあったのですが、中学生の頃に、「人生をどう生きればいいのか」、「どうしたらもっと楽に生きられるのか」を模索する必要があり、どうしようかと思っていた頃、私に「祈り」についての導き・ひらめきをくれることになる運命の出会いがありました。


自己啓発とか、成功哲学本では有名な本ですが、学生の頃はそんな本を読んでいるということを言うのははずかしく、私の秘密の1つでしたが、私にとって私の人生を変えてくれる本だったと思っているのでこちらでご紹介しちゃいます!


運命の出会い本は、ジョセフ・マーフィーさん(1898-1981)の 『自分に奇跡を起こす心の法則』 (加藤 明訳/三笠書房)という本です。マーフィーさんはこの他にも多くの本を出版されています。彼はアイルランドで生まれ育ちましたが、20代の頃アメリカへ移住し、ニューヨークを経て最終的にはカリフォルニアへ移住しました。アメリカで彼は牧師として活動し、「潜在意識」の力について深い研究をされた方です。彼はラジオを通してや世界中を回り講演し、この「潜在意識」の使い方を人々に説いてきました。本にはたくさんの事例が載っています。彼は聖書の研究もずっとされているようで、「潜在意識」「祈り」、そして聖書ではそれがどのように表現されているのかなどを、とてもバランスよく書かれています。


マーフィーさんの本に出会うまで聖書を1度も読んだことはありませんでしたが、内容が興味のあるものだからか、私にとってはすんなりと違和感なく入ってくるものでした。ですが、ちょっとこの辺に違和感がある場合は、牧師さんが書かれているということを意識されて読まれた方が良いかと思います。(余談ですが、アメリカ人はよく聖書の文を引用しますので、そういう意味でも勉強にはなります)

彼は「牧師」さんでしたが、その枠に囚われず、とても先進的な人だったと思います。ある意味で宇宙的です。アイルランド人、アメリカ人、~教徒というよりも、地球人という意識が分かる人だったと思います。又、聖書の教えを説いていますが、「潜在意識」だったり、「超感覚」、又科学的な観点からも考える人です。


マーフィーさんは「祈り」についてこのように言っています。(『眠りながら成功する』ジョセフ・マーフィー著、大島順一訳、産能大学出版部)


「人が祈ったことに対して霊験をもたらすものは、何を信ずるかという、信ずることの内容ではありません。祈りが叶えられるのは、潜在意識が心の中で描いたことや、考えたことに反応した場合です。」


「科学的な祈りというのは、意識する心(顕在意識)と潜在意識の調和的相互関係を科学的に特定の目的に向けることです」


「潜在意識」とは、無意識の部分です。しかし、無意識と言っても「潜在意識」は私たちの多くの行動を指揮しているようです。例えば(眠っている時にも)意識せずに息ができるとか、一度覚えてしまえば、意識せずに自転車にも乗れるなども潜在意識のなせる技。又、現実と夢、理想と現実の区別がないのも特徴です。


それとは別に、「顕在意識」 (表面意識)と呼ばれるものがあり、これは自分で決断したり、判断したり、意志を使って何かをしようとするものです。


例えば、意識的には(顕在意識では)「痩せたい!」と思い、何かしなければ!と思ったり、ダイエットしようとしたとしても、潜在意識(無意識・自分が気づいていない部分)で、痩せることに対して何か自分にとってマイナスになることがあったり、トラウマがあったりし、本当は痩せたくないという思いがそこにあった場合、どんなに意識的にダイエットをしようとしても、それを成功することは難しくなります。


しかし、その違いを自分で見極めるのは、少し大変かもしれませんね。このような時、本当の自分の思いを見つけていく為に、エッセンスのカウンセリングなどを受けるのも良いかとは思いますが、ここはまず、マーフィーさんの言葉をもう少し続けさせていただきます。


マーフィーさんは、私たちが「祈る」時、私はたちはこの「潜在意識」に向かって伝えていると言います。この潜在意識は、起きている時も寝ている時も(夢の中でも)、24時間休むことなく働いているそうです。


彼は、「潜在意識」に祈り(願望)を刻印することができれば、あなたの祈りは聞き届けられたことになる=願望が叶う”と言っています。


これはある意味で、「原因と結果の法則」が働くということでもあるようです。


ということは、顕在意識の思いと潜在意識の思いを一致させれば良いということで…潜在意識に願望を刻印することができれば良いということで…となるのでしょうか。


純粋な人や迷いがない人でしたら、アファメーション(祈りや何かポジティブなフレーズ、単語などを唱えること)をすることによって、上手に潜在意識にその思いを伝えることができるようなんですが…!!


ぜひ、ご興味がある方は、ご参考になさってください☆


マーフィーさんの本を始めて手にしてから早十数年経ちますが、私の人生で何か変化があったかというと…ありました!大きな変化が起こり始めたのは、高校時代のアメリカ留学が決まった後くらいなのですが、この本は私にとっては、自分やこの世界についての可能性を広げてくれたバイブルのような存在です。


長くなってしまいましたので、続きはまた次回にでも☆

やはり、マーフィーさんの本を参考にしつつも、魂的観点からも「祈り」について考えたいと思います!!