シュシュ、ポッポ♪ | 続・阿蘇の国のアリス
3月25日(日)

「アリスパパ...
おはようございます。
今、リラたんママが
お花を持って、
うち(苺凛香)に
来てるんですけど...」


「わかりました、すぐに行きます」


「リラちゃん、元気だった?
ずっとリラちゃんに
会いたかったんだよ。
こんなに大きくなっちゃって、
お誕生日おめでとう♪」

「はじめてだかれたでち♪」


「コツツボアリスちゃんでちか?」


きょうは、
もなかくん・
あんずちゃんファミリーも
四国から会いにきてくれます。

リラたんファミリーは
一心行の大桜でする、
ピクニックに行きました。


山見茶屋


「来た、来た」




「ぼく、妹想いのもなか♪」




根子岳を眺めながら
馬肉の溶岩焼きを
いただきます。










それから、
「貞春桜まつり」開催中の
アスぺクタへ...




「シュシュ!
今日(25日)は、
私の誕生日なの。かあさんに
プレゼントをくれない?」


「なにがほしいの?」


「ただ一緒に、
走ってくれればいいの...」


「それだけ?いいよ」


「シュシュ、ポッポ♪」


「シュシュ、あなたが大好き!」

「すごくきれいな空!
ぼくたちの最後の日も、
こんな青空になるといいね」


「そんなこといわないで...
シュシュと私は
家族なんだから。
今日だって、明日だって、
いつだって会えるよ」


あんず
「ジュジュくん、
私たちも走ろうよ!」


「アリスちゃんが最後に見た、
桜の木まで」


「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、...」


あんず
「なんだか、
世界がキラキラしてきたよ」


ジュジュ
「そうさ、ここは
アリスちゃんが生きていた
阿蘇の国なんだから」


あの日パパは、
私の頭を抱き締め、
自分の胸に押しつけた。


私の身体は、
驚くほど敏感な
タッチセンサーのようだった。


指先がふれるたびに、
地図の形は変わり、
真っ白だった地域が
鮮やかに色づいていった。




一心行の大桜にいくと、
リラたんファミリーと
再会しました。


あとでわかったのですが、
リラたんと、私は、
同じところから
買われていました。


「リラたん、アリスに似てるね♪」

「そうでちか♪」