龍の通り道 | 続・阿蘇の国のアリス
ポンプが故障したため、
ゴールデンコテージの
水が止まりました。

「こんな日にかぎって...」


パパとママはとりあえず、
近くの「高森湧水トンネル公園」に
水を汲みに行くことにしました。


ここは、
高森町の貴重な水源地です。




水を汲んだ後、
三人で峠を越えました。






「後藤万十店」さんで
万十を買って...


それを三人で頬張りながら、
阿蘇神社に向かいました。


「アリス、新年はじめましてだね」




「...うん」


「アリスが8歳を迎えられるよう
がんばります。
どうぞ見守ってください」


「この後、ケーキが
たべられますように...」








「...叶っちゃった♪」


その日、パパとママは
整体の予約を入れていました。


「肋間神経痛になっていますね」


「なんだか、スッキリした」

注:すっぴんです。


「アリスパパは腎臓が
弱っていましたが、
また不死身になりました」

「ここに来るだけで、
なんだかパワーをもらえるんです。
ここは、ぼくにとっての
パワースポットなんです」

「じつは、阿蘇には
龍が多く現れていて...

ここは、龍が通るルートだと
言われているんですよ。

龍が通る時、
彼らは風と共に
幸運を授けていくそうです」


「なみさん、ひめちゃん、
シエルちゃん、うーちゃん、
ビリーちゃん、...」


「幸運の風が吹いたよ...」