不自然 | 続・阿蘇の国のアリス
ジュジュくんと過ごした三連休は、
童話の世界の中で
生きているようなものでした。

「ジュジュく~ん♪」

「アリスパパ~♪」


おはよう、ジュジュくん。
10月10日は、
ジュジュくんの日だったね。


一緒にたべた
「スタジオーネ」さんの
石釜ピッツア、美味しかったね。



「さよなら、ジュジュくん」


「バイバイ、ア・リ・ス」


三連休が終わった今も、
心は自分に戻れずにいます。


まだ現実の世界に戻りたくない。


本当は、
ペットクリニックなんか
行きたくなんかないんだ。


でも...

また、歩けなくなったし。


脳の機能が悪くなって、
斜視(目線が一致しない)も出ている。


ステロイドの影響で毛だって抜けてる。


結局、今の私は、
ペットクリニックを頼るしかないんだ。


「すごいね~、アリスちゃん。
また体重が増えたよ。
それに、誤嚥しないでここまでくるなんて、
アリスちゃんは、強運の持ち主だね。
本当におりこうさん♪」

「私がおりこうさん?」


この世で生きるということは、
体をもって生きるということ。

体は自然だから、
変化する、壊れる、やがてなくなる。

病名とは
人間がつけたものであって、
自然のものではない。

だとしたら、
病名をつけられて
不安になったり
安心したりするのは、
不自然なことではないのかな。

不自然であることは、不健康でもある?


生きていても
あまりいいことはないかもね。

でも、何とか生き延びて、
悪い時期を我慢できたなら、
もう病気なんて勝ったも同然。