風を読む | 続・阿蘇の国のアリス
日曜午後9時の
NHKスペシャル
「九州北部記録的豪雨はなぜ」に...


避難しているサチエちゃんの
ご両親が映し出されました。


インタビューを受けていて...

雨が小康状態になったとき、
近所の人たちと声を掛け合い
いち早く中学校に避難したので、
家屋は土砂に埋もれたけれど
命は助かったと言っていました。




その決め手になったのが、
2年前に住民自らが作成した
「自主防災マップ」。


杷木地区で川の氾濫や土砂災害の
可能性が高い地域を色つけしたものです。


朝倉市が作成した
「洪水ハザードマップ」には
それらは記載されていませんでした。


住民は
「自主防災マップ」を使って
何度も勉強会を開いていて
避難の認識が
生まれていたそうです。


※豊後街道「二重の峠」


「ママ、早く!」


「早く、ケンタッキー持ってきて」


「きた」


「風を読む」
という言葉があります。

天運、地運、人運と言って、
風が吹きはじめると、
天、地、人の力では止めようがない。

瞬時に吞み込まれる。

それを知るにはどうするか。


まず静かにする。

そして気配をうかがう。

どうも危ない?
と感じたら、その場を離れる。


山津波の前の獣の静寂がこれです。


あとは大逃げです。


パパのように...


「アリス、雨が近づいてきた...帰るぞ!」